古きよき白浜温泉の、“本物”を届けたい!
泉質至上主義者が追い求めた理想の湯
658年に斉明天皇が行幸したとの記録が『日本書紀』にあり、その歴史は1300年以上前に遡るという白浜温泉。「日本三古湯」と謳われる所以だ。由緒正しい白浜温泉で、全国に点在する源泉掛け流しマニアが太鼓判を押すのが、「長生の湯」。少しだけとろみのある、肌あたりのやわらかな重曹泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)は弱アルカリ性の「美肌の湯」として親しまれてきた。


この泉質を守るため、毎日湯を抜いて清掃し、ひと晩かけてまた湯を張る。手間はかかるが「水質安定のために塩素を加えるなんて、とんでもない!」と、ここを運営する小野寺安信さんは言う。循環濾過や塩素の添加で、源泉の魅力は半減してしまう。混じり気なしの源泉掛け流し温泉に浸かって、白浜温泉がもつ本来のパワーを体感してほしい―というのが、生粋の白浜っ子の小野寺さんの願いだ。
パワフルなお湯はもちろん、紀州産のスギ材をふんだんに使った、ノスタルジー溢れる浴場もいい感じ。湯上がりには定番の温泉卵を。長生の湯のおすすめは、バニラアイス×温泉卵のハーモニーだ。文字どおりひと皮剥けた心と体で白浜散策に繰り出そう。

約800m離れた山間部にあるふたつの自家源泉からパイプで引き湯している。歴史ある白浜温泉といえども、自家源泉をもつ施設はかなり希少。掛け流しのお湯を心ゆくまで満喫しよう。
和歌山県西牟婁郡白浜町2763
TEL:0739-42-3010
キュートな「うめ子」がご案内。奥深い梅酒の世界
140種以上の県内産梅酒が一堂に
和歌山県を代表する梅の生産地・田辺市には、紀州梅酒・梅ジュースによる乾杯を推奨する「梅酒で乾杯条例」が制定されている。そんな地元の梅酒愛をひしひしと感じるのが、紀伊田辺駅前の「梅酒おたのしみ処 うめ子」。県内産梅酒140銘柄以上を集めた専門バーだ。
「地の利を活かし、樹上で完熟した南高梅で仕込まれた紀州梅酒は豊かな香りとフルーティな味わいが特徴」というのは、うめ子の仕掛け人のひとり、佐向大輝さん。
「『甘い』というイメージをもたれがちな梅酒ですが、ブランデーで仕込んだ香り高いもの、ウイスキーのようにオーク樽で熟成したリッチな余韻を醸すもの、糖類不使用ですっきり辛口のものなど味わいはさまざま。好みの梅酒を探してみてください」

もともとは紀伊田辺駅周辺に広がる、県随一の飲食店街「味光路」を、梅酒&梅料理をお目当てに飲み歩いてほしいという思いで提唱された「梅酒ツーリズム」からスタートしたうめ子。
地元・田辺市在住のイラストレーターが描くキュートなうめ子のキャラクターと相まって、梅酒文化圏はこれまでにないファン層を獲得しつつある。

オリジナルの梅酒カクテル&梅モクテルの他、店内にあるさまざまな梅酒をテイスティングできる30分飲み放題プランやテーマを設けたフライト(飲み比べ)メニューが人気。ここでしか味わえないレアな銘柄も多数ラインナップ。
和歌山県田辺市湊14-6
TEL:0739-22-2180