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Japanese Local Cuisine

そばかっけ・むぎかっけ(岩手県)

minokamo

料理家・写真家のminokamoさんが、日本各地で出会った郷土料理を、レシピと共にご紹介。それぞれの地域で大切に受け継がれてきた料理には、土地の風土や暮らしの知恵が詰まっています。この先もずっと残していきたい “ニッポンのお母さんの味” を、ぜひお試しください。美味しく、楽しい時間となりますように。

12/27/2024

材料(2人分)

味噌にんにくタレ(混ぜておく)
・味噌 … 大さじ4 
・にんにくすりおろし … 1かけ分
・砂糖 … 大さじ1
・みりん … 大さじ1 

大根 … 10cm 
豆腐 … 1/2丁
かっけ(麦、そば、どちらでも) … 10枚ほど
水 … 1500ccほど



作り方


1. かっけを三角になるよう十字にカットし4等分にする、さらにカットして8等分にしても良い。

2. 大根は厚さ1cmのいちょう切りにする。豆腐は食べやすい大きさにカットする。かっけは十字にカットし三角型にする。 鍋に水と大根をいれ加熱し、途中で豆腐をいれ、かっけを少しずつ入れ、時々混ぜる。(かっけを一度に沢山入れると、重なりくっつきやすい)

3. かっけが煮えたら、味噌にんにくタレをつけていただく。

岩手県の食材屋で「かっけ」という、小麦粉と蕎麦ベースの薄い生地を四角にカットしたものを初めて見かけました。県北(青森県との県境の二戸・九戸地域)は寒冷で、お米が育ちづらく、雑穀、そば、小麦を使った食文化が豊かに発展しました。その背景で生まれたのが「かっけ」。そば粉や小麦粉の生地を薄く伸ばして、三角型にカットしてゆで、にんにくみそをつけていただきます。由来は色々ありますが、蕎麦打ち時に出る「かけら」から「かっけ」になった説や、「かぁけぇ」(どうぞ召し上がりください)の節などもあります。

茹でる鍋には、かっけのみのこともあれば、豆腐、大根など具材を入れることや、鍋に少しずつ入れたり、一枚ずつ鍋にいれてしゃぶしゃぶのように食べることもあります。かっけは、県外では入手しずらいので、餃子の皮を十字に4等分にカットすれば、かっけより生地は薄いですが、むぎかっけの代わりになります。そばかっけは、どっしりした食感、むぎかっけは、つるんとした食感です。



minokamo | 料理家、写真家
岐阜県出身。子供の頃、祖母と楽しく作った料理の思い出が料理活動のきっかけ。「ひと皿」の中にも、風土・歴史・暮らしが詰まっている各土地の料理を取材、執筆、アレンジなどしている。minokamoが各地の家庭訪ね料理をまとめた「料理旅から、ただいま」(風土社)発刊中。