ー PAPERSKYのオフィシャルサイクリングクラブ「PAPERSKY Cycling Club」が発足されたキッカケとは?
もともと自転車が大好きなPAPERSKYは、雑誌で自転車の特集を組んだり、2011年から日本各地の魅力を再発見するサイクリングツアープロジェクト「Tour de Nippon」を開催していて、STRAVAというサイクリストのためのルートアプリにも参加しているよ。
キッカケは雑誌PAPERSKY62号で特集した、東京の樹木を巡る「TOKYO TREE TREK(TTT)」の記事を見た、STRAVAのチームからルートマップづくりの依頼がきたことだったんだ。
ー STRAVAを使ったPAPERSKYの取り組みとは?
カリフォルニアで誕生したSTRAVAは、サイクリストやランナー向けに様々な地域のルートを公開しているアクティビティ管理アプリ。登録すれば誰でも無料で見ることができて、英語対応だから海外の人も気軽に日本でライドを楽しめて便利だよね。
世界中のサイクリングコミュニティがSTRAVAに登録していて、「PAPERSKY Cycling Club」は「TTT」と「Tour de Nippon」の他に、自転車旅をテーマにした連載「Bike Packing Weekend」のサイクルルートを公開しているよ。クラブ名をつけることで意識が高まるし、興味がある人はぜひSTRAVAからクラブに参加してほしいな。
ー クラブのアイコンが目を引きますが、デザインでこだわったのはどんなところでしょうか?
サイクリングキャップを被った横顔のアイコンをデザインしたのは、「Tour de Nippon」のビジュアルや手ぬぐいのデザインなども手がける、デザイナーの佐藤謙行さん。「PAPERSKY Cycling Club」の頭文字“PSCC”を使って、顔に見えるように何度も調整したんだ。一般的なサイクリングクラブのジャージはスポーティーなものが多いけれど、うちのロゴはカジュアルで可愛らしさもあってすごく気に入っているよ。
ー オフィシャルグッズとしてステッカーとTシャツも誕生しました。ステッカーはどのように使っていますか?
発色のいいイエローとブルーのステッカーは、防水で日光にも強いから、自転車のフレームやボトルに貼ったりして使っているよ。見えるところに貼ってクラブに参加していることをアピールすると、道中で出会う仲間との会話のキッカケにもなるし、おすすめ。
ー TシャツはサイクリングウェアブランドRaphaとのコラボレーションですね。おすすめのポイントを教えてください。
プロのサイクリストも愛用するRaphaは、これまでも一緒にサイクリングルートを作ったり、PAPERSKYと昔から交流のあるブランド。このTシャツも通気性と吸汗性が抜群で、軽くて肌触りもいいから、常に気持ちよく快適に自転車に乗ることができるんだ。背中にはオフィシャルロゴがプリントされていて、みんなでこれを着て自転車に乗ると、よりチーム感がでてかっこいいし、疲れた時も前の人の背中を見て、頑張るぞ!って気持ちになるんだ。
ー 最後に、「PAPERSKY Cycling Club」として今後やっていきたいことを教えてください。
日本にいて感じるのは、ハイキングはネットにルートが上がっていたり、地域の案内所で地図をもらえたりするけれど、自転車のルートマップを公開しているところはまだ少ないよね。
自分の知らない地域で自転車に乗りたくても、道がわからず諦めてしまったり、せっかく乗っても交通量の多い車道だとストレスを感じてしまうよね。自転車だからこそ楽しめる面白い道や、いい景色と出会えるルートをこれからも作って、自転車旅の魅力をもっと多くの人に伝えていきたいな。サイクリストが増えれば地域の活性化にもつながっていくはずだし、「PAPERSKY Cycling Club」を通して、そんないい循環ができたらいいなと思うよ。