編集長のルーカスをはじめ、旅のゲストやフォトグラファー、ライターなどクルーは総勢6名。撮影機材や旅の道具を大量に積み込みつつ、常に移動を繰り返すハードな旅。そんな道中、快適に過ごせたのは長期のロードトリップを想定したこのバンのおかげでもあった。

ガレージテイストを日常の生活に、というコンセプトのもと、車周りのグッズはもちろん、リビングやアウトドアで活躍するギアを幅広く揃えるブランド「GORDON MILLER」。その中核に位置するプロダクトがGORDON MILLER MOTORSであり、現在、2つのVANがラインアップする。ひとつは日産・NV200バネットをベースにした「GMLVAN C-01」。そしてもうひとつがPAPERSKY クルーも使用した「GMLVAN V-01」だ。

トヨタ・ハイエースをベースに大胆な改良を施し、ヘビーデューティな機能とルックスを備える「GMLVAN V-01」。最大の特徴は、ソリッドでありながら快適に過ごせるよう工夫を尽くした車内空間。天然木で構成された車内は、ベッドやテーブルスタイルへと自由に変化させることができるフレキシブルな構造。天井まで天然木で仕上げられていることで、車内も明るい雰囲気に。タフなルーフキャリアへアクセスしやすいリアラダーや、日差しよけにもなるタープのようなサイドオーニングなど、車での旅を快適にしてくれるアイデアとギミックがいたるところに施されている。

丸目4灯フェイスのルックスも、レトロ感たっぷりでクルーもお気に入り。悪路でもハイウェイでも、どこまでも一緒に走りたくなる「愛せる」クルマだった。あまりにも絵になるこのバンとの旅で、ついつい写真を撮りすぎてしまい、旅の行程が幾度も急ぎ足になったのは本当の話だ。

