グッドネイバーを訪ねる、サンフランシスコの旅
Google社やfacebook社等、世界をリードするさまざまなIT企業の本拠地としても知られる、サンフランシスコ周辺のベイエリア。世界に名だたるグローバル企業が拠点を置く一方で、ベイエリアには地域に根ざしたものづくりやライフスタイルを実践するコミュニティも存在します。本号の特集では、地域と密接に関わり合いながらユニークなものづくりを展開する人々を訪ね、そこで生まれたコミュニティにふれる特集です。旅のナビゲーターは、「GOOD NEIGHBOR」をキーワードに、カフェやギャラリー、イベントなどをプロデュースする、ランドスケーププロダクツ代表の中原慎一郎さんです。
Editor’s Note
No.47 — SAN FRANCISCO(2015)



サンフランシスコ、“グッドカンパニー”
文:ルーカス B.B.
PAPERSKYでは、毎号、特集先を決めるにあたり、各地のストーリーだけでなく、未来を創造するためのヒントを与えてくれるような場所を取材している。今号の取材先はサンフランシスコ・ベイエリア。良き友人でもある「ランドスケーププロダクツ」代表の中原慎一郎氏と、良き会社とは何かを探求する旅に出た。利益を追求しながらも、デザインや素材にすぐれたプロダクトとサービスを提供し、さらには健康的なコミュニティを創造する“グッドカンパニー”を訪ねて。
サンフランシスコ・ベイエリアは、世界のどの地域よりも“グッドカンパニー”を創造することにおいて先進的だ。こうした“グッドカンパニー”の活動は、彼らの創造するコミュニティをとおして、世界にポジティブな変化をもたらしている。
今回はこのエリアで増え続ける、いくつかの“グッドカンパニー”を取材した。Heath Ceramics、Bi・Rite Market、Pladra、St. George Spirits、Ramen Shop、Alite、Juniper Ridge…。彼らのショップやオフィスを訪ね、会社やコミュニティを率いるリーダーと会話し、すぐれたプロダクトやサービスを道具に、より良い社会を築くための会社のあり方やその思想について話を聞いた。
この特集が、良き会社を創造すること、良き会社で働くことが、どんなことであるか考えるきっかけになればと思う。会社とは本来、良い活動を行う機能であり、良い力をもつべきものなのだ。
本号を読んで、もし少し時間があって冒険心があるのなら、ぜひベイエリアへ出かけてほしい。ベイエリアと日本は、太平洋を隔てているだけで、隣の陸地なのだから。良き隣人のところに出向いてインスピレーションを受けたら、日本にも“グッドカンパニー”が増える。そしてこうした現象が世界中で起これば、きっと世界は変わるはずだ。さあ、仕事(遊び)に戻ろう!
Soundtrack
SAN FRANCISCO
PAPERSKY Soundtrack For Travelers
旅する音楽 サンフランシスコ編
これから旅に出る人たちのために選んだ、架空の旅の音楽。今回は僕たちにも馴染み深い土地であるサンフランシスコ。こんな音楽がふいにラジオから流れてきたら気分は最高、という思いを胸に、この地にゆかりのあるアーティストや楽曲から選びました。そっと目を閉じて、西海岸の風と日差しを思い浮かべながらお楽しみください。
Selected by:
GOOD NEIGHBORS’ MUSIC VENDER
坂口修一郎 (BAGN Inc. / Double Famous)
鳩貝建二 (BAGN Inc.)
- REACHING INTO IN / Ken Nordine
- GOING TO CALIFORNIA / Irene Kral
- AQUARIUS / Cal Tjader
- HIGHWAY 1 / Bill Frisell
- CALIFORNIA / Joni Mitchell
- COLLEEN / Joanna Newsom
- HOWS ABOUT TELLIN A STORY / Devendra Banhart
- AFTER A FEW YEARS WE SETTLED DOWN, GOT KIDS AND BOUGHT OUR FIRST CAR / Life on Earth!
- SUMMER LOVER / Mia Doi Todd
- JACK & NEAL / CALIFORNIA, HERE I COME / Tom Waits





