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Japanese Local Cuisine

紫蘇揚げ(福島県)

minokamo

料理家・写真家のminokamoさんが、日本各地で出会った郷土料理を、レシピと共にご紹介。それぞれの地域で大切に受け継がれてきた料理には、土地の風土や暮らしの知恵が詰まっています。この先もずっと残していきたい “ニッポンのお母さんの味” を、ぜひお試しください。美味しく、楽しい時間となりますように。

07/26/2023

材料(10〜12個分)

薄力粉 … 50g
水 … 50g
みそ … 大さじ1
青紫蘇 … 10〜12枚



作り方

1. ボールに味噌と水を入れ混ぜ、薄力粉を入れ混ぜる。青紫蘇は洗い、水分を拭き取る。

2. 青紫蘇の表を上にしてスプーンで少しずつ生地をのせる。(揚げながら生地をのせても良いですが、まとめてのせておくと揚げる時に楽です)

3. 生地が隠れるよう青紫蘇を中央で折る。

4. 揚げ油を熱し、140度ほどの低温で青紫蘇が美しい色になったら引き上げて出来上がり。

会津若松のご家庭に伺ったときに「もしかすると今まで食べたことないんじゃないかしら、うふふ」と作っていただいた一品。味噌味の小麦粉生地を青紫蘇で包み揚げたもので、生地がもっちりして揚げた紫蘇と味噌の風味が良い!紫蘇揚げは、お弁当に入れ、おかず代わりにすることもあったそう。会津の方に料理名をおたずねしても「紫蘇揚げかなあ」とのお答えで、はっきりした名前はわからず。

福島や東北地方には、甘味噌に胡桃などを入れ、青紫蘇で揚げる際にうるち米粉やもち米粉を入れることもある「紫蘇巻き」という料理があります。この料理に、小麦粉生地を多くしたのが「紫蘇揚げ」なのだと思います。各地には日常に食べられているため、おもてなしにはあまり登場しない料理がありますが、この料理もそのひとつなのかもしれません。

今回は、紫蘇を折りたたむレシピにしましたが、くるくると巻いて作る方が多いかもとのこと。生地には胡麻を入れたり、小麦粉の代わりにお好み焼き粉(青のり、出汁粉入り)を入れて風味を増したりと、作り方は人によりそれぞれ。揚げるときのポイントは、低温で揚げ、青紫蘇が鮮やかな色に変わったら取り出すのがコツ。素朴な材料で作れる一品です。



minokamo | 料理家、写真家
岐阜県出身。子供の頃、祖母と楽しく作った料理の思い出が料理活動のきっかけ。「ひと皿」の中にも、風土・歴史・暮らしが詰まっている各土地の料理を取材、執筆、アレンジなどしている。minokamoが各地の家庭訪ね料理をまとめた「料理旅から、ただいま」(風土社)発刊中。