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中央線沿線の緑豊かなスポットを
のんびりと自転車で巡る

中央本線の東京から名古屋までの路線距離は396.9kmだが、もっとも多く利用されているのは新宿から東京駅に向かう路線。走行速度は速く、本数も多いが、この区間はサイクリングやウォーキングで散策するには絶好のエリアだ。電車で移動していると見逃してしまう昔ながらの商店や、煙がモクモクと立ち込めている焼鳥屋、そして美しい自然を満喫できるスポットに立ち寄りながら、のんびりと楽しい時間を過ごすことができる。さあ、自転車に空気をパンパンに入れて、ヘルメットをかぶり、中央線沿線のオアシスのサイクリングに出かけよう!

03/08/2021


1st ストップ:高尾山

高尾山は、関東山地の南東部に南東部に位置し、その豊かな自然と、ここからの富士山の眺めの美しさ、そして交通アクセスの良さが評価され、2007年度のミシュランガイドで3つ星を獲得している。人気観光スポットではあるが、都会から少し離れたこの場所で新鮮な空気を満喫するのは何ともいい気分。

中央線の旅をここからスタートして、山頂までの登山(往復約3時間)を楽しもう。高尾山の尾根を通る稲荷山コースは、とても自然が豊かで、早朝に登れば、静かなひとときを過ごせる。


2nd ストップ : 国営昭和記念公園

東京最大の公園で、「緑の回復と人間性の向上」をテーマに掲げている国営昭和記念公園。このテーマをもとにデザインされた公園は、ふだん自然に触れ合うことのない人でも楽しめるつくりになっている。秋には鮮やかな黄色い銀杏の木が入園者を迎え、夏にはひまわり畑が見頃になり、眩い色彩で公園を彩る。


3rd ストップ:井の頭公園(ブルースカイコーヒー)

お花見の人気スポットとして有名な、井の頭公園。園内の池でスワンボートに乗るのも楽しいが、カップルが池のボードに乗ると、良縁でない場合にかぎり、別れてしまうという都市伝説があるそうだ。この公園の散策のスタートもしくはフィニッシュで、ブルースカイコーヒーに立ち寄ることをオススメ。コーヒー、紅茶、ビールなど、バラエティ豊かなメニューが手頃な価格で楽しめる。


4th ストップ:読書の森公園(パンとcafé えだおね)

荻窪は、居心地のいい小さな公園がたくさんある街。杉並区立中央図書館に隣接する、この読書の森公園もそんな公園の一つ。ここは「図書館と一体となった公園」という新しいコンセプトで造られており、園内には、杉並ゆかりの作家や詩人のモニュメントが配され、読書スポットも絶妙なポジションに設けられている。この公園の近くにある「パンとcafé えだおね」では、絶品のパンも。この店で一息つきながら、軽く読書をして、旅の終点を目指そう。


5th ストップ(終点):桃園川緑道(および高砂湯)

旅の終わりは、杉並区から中野区まで延びる、約2〜3キロのこの遊歩道で締めくくりたい。かつて緑道の下に桃園川が流れていたこと、そして、高円寺の周辺に桃の木が多くあったことにちなんで、この名前が付けられた。遊歩道沿いには、高砂湯(中野区)という銭湯がある。露天風呂もあるこの銭湯では、富士山をモチーフにした鮮やかなペンキ絵が気分を盛り上げてくれる。スタート地点の高尾山で幸運にも富士山を拝めたならば、最終地点も富士山でフィニッシュしたいところ。心地よい疲れが湯に溶けていく…