ウォーターフロント・パークを走るコース

「FIT RIGHT」は、トレイルを広義に捉え、「走り」に伴うさまざまな楽しみを追求する人気のランナーズショップ。ここで月1回開催される「アーバン・アドベンチャー・ラン」はポートランドの夜の街をめぐるユニークなイベントだ […]

07/18/2012

「FIT RIGHT」は、トレイルを広義に捉え、「走り」に伴うさまざまな楽しみを追求する人気のランナーズショップ。ここで月1回開催される「アーバン・アドベンチャー・ラン」はポートランドの夜の街をめぐるユニークなイベントだ。参加者は手渡されるマップを頼りに、街中に仕掛けられたチェックポイントへ。1時間以内にできるだけ多くのチェックポイントをまわるため、彼らはひたすら走る。そして、チェックポイントでゲットしたさまざまな種類のチケットを片手に、ショップへと帰還。夜のダウンタウンを大勢がせわしなく駆けめぐる様子は、なかなかに壮観だ。
「最後はパーティ会場へ集合。ゲットしたチケットによってフリーフードだったり、ビールだったりさまざまなアイテムがもらえるんだ。夜の宝探しって感じなんだけど、時間制限があるからみんな急いで走る。結構な運動になるんだ」。
多いときには200人以上のランナーが参加するというこの人気イベント。緑のなかを走るトレイルとはまた違う楽しみがあると、スタッフのデレクは言う。
「ここにはいろいろなタイプのランナーが住んでるし、みんなが多様なランニングスタイルを楽しんでる。それと、周りにはアスリート指向のランナーも多いから刺激が多いよ。おかげでここに移ってからは僕自身の走りも進化して、タイムもグンと縮んだんだ」。
デレクはまさにいま、ロンドン五輪出場を目指す3000m障害のアスリート。ハイレベルなランナーが多く住むこのポートランドで調整することに決め、数ヶ月前に移り住んだ。現在はショップで働きながら、6月の選手選考会に照準を合わせているそうだ。
毎日、調整に余念がない彼がチョイスしているのはやはり、きちんと整備された舗道のコース。広大で優雅なウィラメット川の眺望が、彼のはやる気持ちを落ち着かせてくれるそうだ。
 
PAPERSKY #38 Oregon Trail issue 掲載記事より Text: Hiroshi Utsunomiya