海が、試練の辛さを忘れさせてくれた。丹後半島サイクリング旅

残雪や雨を心配していた3月のツール・ド・ニッポン。京都・丹後半島旅の週末は、好天にも恵まれた、それは素晴らしい2日間の行程となったのでした。 1日目、各地からの参加者が集まったのは、海の京都の北西の町・久美浜。美しい久美 […]

04/03/2017

残雪や雨を心配していた3月のツール・ド・ニッポン。京都・丹後半島旅の週末は、好天にも恵まれた、それは素晴らしい2日間の行程となったのでした。
1日目、各地からの参加者が集まったのは、海の京都の北西の町・久美浜。美しい久美浜湾の景色を有するHOLIDAY HOMEのレンガ調の建物で、丹後半島の〝おいしい〟を丸ごといただくランチパーティで幕開けです。日本一のお酢を作る、という思いからその名がついた富士酢を生み出す明治創業の飯尾醸造の協力による、手巻き寿司パーティ。農薬不使用の米でできた日本一のお酢とお米と海苔。包むのは、HOLIDAY HOMEのシェフが丁寧に調理した地域の食材なんと十五種。中には、いつもの手巻き寿司には登場しないようなカラスミやトンカツなどもあって、目からウロコの美味しい時間を過ごしました。
お腹いっぱい!になったあとは、26キロほどの体ならしサイクリング。久美浜湾から目指すは、カニで有名な間人の夕陽へ。日本海に面した町から町へ、快調に自転車さんぽ。午前の穏やかな陽気から一転、午後には風も強まり、寒さとアップダウンに弱気になりながらも、間人の町に笑顔で到着。夕陽が海岸線のあちら側に沈む様子は各自の旅館でじっくり堪能し、1日目を終了しました。
脚力に不安のある人、普段あまり自転車に乗らない人、そういう参加者も多いのがツール・ド・ニッポン。過去のツアーの中でもアップダウンが辛いだろうと予想された2日目でしたが、終えてみれば、各自のスキルが一歩あがった達成感に満たされた、素晴らしいものとなりました。間人から、舟屋のある風景として有名な伊根の町まで約37キロ。午前中にしっかり走り込み、午後は伊根でゆっくりと過ごす、メリハリのある行程です。断崖絶壁の美しい海の景色、海辺の町を横目に、辛そうな悲鳴をあげながらも、参加者全員が本当によく走りきったのでした。
到着してのご褒美は、もちろん!地元のおかあさんたちが手づくりした昼食です。朝、水揚げされた魚の刺身、タコやイカなど地もの食材が、やさしい味で心身を満たします。日本でも他では見ることができない、伊根湾をぐるりと囲んだ舟屋のある景色。そんな町の歴史や暮らしのお話を、伊根浦創造塾の永濱克良さんの案内で、めぐりながら学びました。歩いて、そして船からと、両方の目線で眺めた丹後半島の先端にある、伊根の町の歴史・情緒・人との触れあい。〝こんな京都も、あったんだ。〟海の京都での小さな出会いが、毎日に、満たされた爽やかな記憶を運んでくれますように。
 
PAPERSKY Tour de Nippon in 京都/丹後 (2017.3.25-26)
www.papersky.jp/about-tour-de-nippon