山あいの里へ、豊かな自然と食、手しごとをめぐる

数日前から天気予報とにらめっこして迎えた10月5日当日は、降水確率100%。台風の到来もあって、ほぼ雨であることを覚悟して鳥取駅に集合した。関東・関西の首都圏のほか、鳥取在住の方の参加者も目立った鳥取サイクリング。鳥取駅 […]

10/14/2014

数日前から天気予報とにらめっこして迎えた10月5日当日は、降水確率100%。台風の到来もあって、ほぼ雨であることを覚悟して鳥取駅に集合した。関東・関西の首都圏のほか、鳥取在住の方の参加者も目立った鳥取サイクリング。鳥取駅からの列車移動、途中の八頭高校前駅からは自転車をそのまま積載できるサイクルトレインを楽しめるということで、チームBRUNOが自転車をホームに用意して参加者をお出迎えした。各自で自転車を積み込み、若桜鉄道の特別車両で若桜駅へ向かった。
若桜鉄道のスタッフの皆さんに見送られて若桜駅をスタートした一行は、町の旧道沿いに蔵を構える太田酒造場へ立ち寄る。自ら栽培する酒米をはじめ、生産者ごとに仕込み、名前を明記して出荷するこだわりのお酒は、香り控えめ、お米の味わいしっかりの名酒として名高い。蔵で仕込まれる奈良漬と甘酒をおめざにいただいて、サイクリングがはじまった。
一行が目指すのは、すこし早めの昼食が待つ「隼駅」。道中、霧雨、小雨と少しずつ強まる雨のなかひた走る色とりどりのレインウェアは、霧立つ幻想的な山々の背景にはえる。隼駅を守る会の会長をはじめ、地元のおかあさんたちの手づくり豚汁、八頭フルーツ観光園から直送の果物など、お腹ばかりか心まで満たされるふれあいの時間。夢のようなひとときを後にして、因州・中井窯をめざす。
鳥取の手しごとのものとして一度みたら忘れない、白・黒・緑の三色皿。ツール・ド・ニッポンでは特別に、この三色の染め分けを体験させていただいた。お皿も釉薬も、用意されているものを使わせてもらっての体験なのだが、この素材こそ中井窯の坂本さんたちの手しごとの賜物といえる。地元の山土を、陶器にできるまで時間をかけて生成させる。わらを焼いて灰をつくり、使えるようになるまで2-3年かけてつくる釉薬は、経験と技術の結晶だ。そんなことを少しも感じさせない温厚でやさしい坂本さんご夫婦と過ごしたひとときは、一生の宝物のような時間だった。
すっかり雨もやんだ山里は、曇天ながら不思議なほど気持ち晴れやかだった。不安定な天候のなか走りきった約47km。こんな気持ちで終えることができたのも、鳥取の人と里の包容力。そして参加したみんなの“楽しもう”という気持ちのおかげだったと改めて感じられた1日だった。
ツール・ド・ニッポン
Tour de NIPPON TOUR|www.papersky.jp/tour
【後援・協力】
鳥取県
若桜鉄道
Tour de NIPPON supporters
BRUNO
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