今井だるま店のだるま|Urban Research Doors 日本のつくり手 第10回

だるまはその赤色が病気や災いを防ぎ、魔除けの効果があると信じられ、古くから縁起物として親しまれてきた。なかでも高崎のだるまは日本一の生産量で知られ、眉毛に鶴、花から口ひげに亀が描かれているのが特徴だ。 だるま職人の今井裕 […]

06/28/2017

だるまはその赤色が病気や災いを防ぎ、魔除けの効果があると信じられ、古くから縁起物として親しまれてきた。なかでも高崎のだるまは日本一の生産量で知られ、眉毛に鶴、花から口ひげに亀が描かれているのが特徴だ。
だるま職人の今井裕久は、祖父の代から続く家業のだるまづくりを20代で受け継いだ、高崎だるまの未来を担う一人。これまで受け継がれてきた地元のだるまづくりの技法や意匠を大切にしながら、新しいことにも積極的に取り組んでいる。
「これまでにないデザインのだるまをつくってみたら、とても喜ばれたんです。今の時代にあっただるまもつくっていきたい」
その思いを表すかのように、今井の工房には色や顔つき、素材などにも趣向を凝らしただるまたちが、定番のつややかな赤色のだるまとともにずらりと並んでいた。
最近ではだるまづくりのワークショップを行うなど、だるまを飾ることの意味やだるまが持つ独特の親しみやすさを若い人々にも伝えている。
「だるまから感じ取れる日本人の精神を今度は海外にも伝えていきたい」
地元の伝統にかける今井のチャレンジはこれからも続く。
  
Urban Research Doorsが、PAPERSKYと共に日本各地を巡り、その土地に根ざしたモノづくりを続ける職人の方々をクローズアップする”CRAFTSMAN SERIES”。今井裕久さんを紹介した第10回は、PAPERSKY #53(P.4-5)に掲載。
Urban Research Doors
http://www.urdoors.com