ユニークな温泉が待つ、グレンウッドでのヒーリングタイム

少し変わったロケーションでのボルダリングをと、アスペンから西へ。レッドストーンというエリアで、目当てのスプラッシュ・ボルダーを見つけた。その名のとおり、川の水が音をたてながら巨岩にぶつかっている。足を濡らしながら近づくと […]

09/16/2014

少し変わったロケーションでのボルダリングをと、アスペンから西へ。レッドストーンというエリアで、目当てのスプラッシュ・ボルダーを見つけた。その名のとおり、川の水が音をたてながら巨岩にぶつかっている。足を濡らしながら近づくと、なかなかのオーバーハング。付近には名の知れた岩が10ほどあったが、なかでもこの岩はグレードV10と最も手強い課題だった。砂岩が結晶化していてさほどもろくないのがひとつの特徴。結局3時間ほど挑戦してクリアはならなかったものの、落水と隣り合わせのスリルは存分に味わえた。
汗まみれの後はもちろん、グレンウッドへ。ここには世界に誇るふたつのユニークな温泉がある。まずは、ヤンパ・スパ&ヴェイパーケイブスだ。なかに入ると天然の洞窟をそのまま活かした小部屋が4つ。薄暗く雰囲気満点の洞窟で、たちこめる蒸気を吸い込むこと約30分。存分に汗を絞り出した後、支配人のパッツィ・スティールがこんな説明をしてくれた。
「ロッキーから流れる温泉水は一日、1,300万L以上。この地下水路にも34種類のミネラル水が流れてきて、ネイティブ・アメリカンたちは800年以上も前から癒しの場として利用していたんです。アメリカでは温泉カルチャーが広く浸透していてたくさん温泉がありますが、ここほどムーディな場所はなかなかありません。ネイティブ・アメリカンはこの神秘的な洞窟のなかで、さまざまな儀式も行っていたんです」
歩いて数分の場所にはまったく異なる雰囲気のグレンウッド・ホットスプリングスが。温泉プールとしては世界最大で全長123mもある。もちろん僕らは温泉のハシゴを実行。ふたつの特徴的な温泉でくつろぎ、泳いだ後には、ボルダリングで痛んだ指がいつの間にか完治しているのに気づいた。
 
» PAPERSKY #45 Colorado | Bouldering & Hot Springs Issue (no.45)