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Randi Jo Fabrications 田舎暮らしからバイクパッキングツールを生みだす

ランディ・ジョー・スミスが夫と子どもの家族4人で暮らすのは、人口200人に満たない小さな街、エルクトン。母、そして祖母に倣って9歳からミシンを踏み始めたという彼女は、ここに「Randi Jo Fabrications」の […]

02/17/2020

ランディ・ジョー・スミスが夫と子どもの家族4人で暮らすのは、人口200人に満たない小さな街、エルクトン。母、そして祖母に倣って9歳からミシンを踏み始めたという彼女は、ここに「Randi Jo Fabrications」のアトリエを構え、ライディングベストやバイクキャップ、ドリンクホルダーにもなるマルチバッグなど、ハンドメイドのバイクパッキングアイテムを手づくりしている。
カリフォルニアで自転車店を営んでいた夫婦が、ランディの実家が代々暮らすエルクトンに移ってきたのは6年前のこと。「自然が豊かでコミュニティが小さくて、子育てにぴったりの環境だったから」と言うのは夫のエリック。100年前に建てられたという丸太づくりの母屋の横には大工の父親がつくってくれたアトリエがあり、数羽のニワトリと3頭のヤギ、2匹の犬が敷地内を駆けまわる、うらやましいほどの環境だ。母屋の裏手にたたずむ小屋は、夫婦の自転車への情熱の証である「Elkton Bike Station」。中古自転車のリペアを行うこちらは、エルクトン周辺のバイク・コミュニティにとってなくてはならない施設だ。サイクリストたちは長旅の途中、彼女たちに会うためにエルクトンに立ち寄る計画を立て、ここでメンテナスを受け、再び旅立っていくのだとか。
彼女たち自身の自転車ライフもますます充実している。カーゴバイクに子どもを乗せてのツーリングやオレゴン東部へのバイクパッキング、たまにシクロクロスのレースに参戦することも。「Randi Jo Fabrications」の製品は、一家が重ねるバイクツーリングの経験から生み出されているのである。
Randi Jo Fabrications
エルクトンを拠点に、ランディとエリックが営むクラフトソーイングメーカー。ハンドメイドの味わい深いバイクキャップやマルチユースのバッグは日本でも人気が高い。