国立公園は森を愛する人たちの自由な遊び場|ヌークシオ国立公園

森と湖の国、フィンランドには37にもおよぶ国立公園がある。自然保護を目的としながら、誰もが自由にハイキング、トレッキング、クライミングやスキーなどあらゆるアクティビティを楽しめる国立公園はフィンランド人の心のオアシス。エ […]

09/22/2015

森と湖の国、フィンランドには37にもおよぶ国立公園がある。自然保護を目的としながら、誰もが自由にハイキング、トレッキング、クライミングやスキーなどあらゆるアクティビティを楽しめる国立公園はフィンランド人の心のオアシス。エリアごとの個性が感じられる3つの公園を紹介しよう。
Photography: Laura Vuoma (p98-101), Maria Laub (p102-105)
1. ヌークシオ国立公園 – 最新施設を備えたヘルシンキ郊外の優美な森
ヘルシンキ市の西25km、エスポー市北部にあり、ヘルシンキの街に住む人々にとって気軽にアウトドアフィールドを楽しめる場所として親しまれているのがこのヌークシオ国立公園。映画『かもめ食堂』のロケ地となったこともあり、日本人にも人気のスポットになっている。総面積50km2を超す広大なエリアは森と湖が広がり、3本あるハイキングコースも数キロ程度で、比較的平坦で厳しい道ではなく、フィンランドの優美な自然を堪能できる。
公園内に2013年にオープンしたFinnish Nature Center HALTIAはフィンランド中のアウトドア・レクリエーション情報が得られる話題の施設。フィンランドの四季の自然を映し出す18mの大パノラマ画面の他、最新技術を用いて森の生態を展示・解説する自然博物館に加え、地元産のオーガニックフードをふんだんに取り入れた食事が楽しめるレストランやカフェも併設している。フィンランドの国民叙事詩『カレワラ』に登場する「金色の目の鳥」からインスピレーションを得て設計された、美しくモダンなデザインの建築はなんとこの国で初めての「完全木造の公共建築」。太陽熱や地熱を使って冷暖房を管理し、環境に配慮している。同館が主催するハイキングやきのこ狩り体験の有料ツアーも行っており、森と湖を知り尽くした専門家がガイドしてくれる。なかでも湖にカヌーを浮かべて巡るツアーがおすすめだ。静かな湖面をゆったりと漕いで渡れば、まさにこの国ならではのランドスケープが心ゆくまで楽しめるだろう。ヘルシンキ観光の後に、ぜひ足を伸ばしてもらいたい。
Nuuksio National Park
www.outdoors.fi/nuuksionp