ラジオで伝えるクライストチャーチの息遣い

ニュージーランドのコミュニティFMの一つ、クライストチャーチにある「Plains FM」。地元のイベント情報をはじめ、音楽、映画、スポーツなど、クライストチャーチ・カンタベリー地方を中心に、ニュージーランドのカルチャーを […]

05/26/2010

ニュージーランドのコミュニティFMの一つ、クライストチャーチにある「Plains FM」。地元のイベント情報をはじめ、音楽、映画、スポーツなど、クライストチャーチ・カンタベリー地方を中心に、ニュージーランドのカルチャーを幅広く発信するラジオ局だ。プログラムの中心は英語だが、フランス語やヒンドゥー語、韓国語など、世界各地から移り住んできた人々を支援するための外国語放送にも力を入れている。その唯一の日本語番組 「Japanese Downunder」を制作、DJを務めているのが、サウンドエンジニアのNaokoさんだ。クライストチャーチで週末に開かれるイベントの紹介やレポート、ゲストを迎えてのインタビューやラジオドラマ、イングリッシュ・レッスンなど、様々な企画でニュージーランドと日本の文化を紹介している。ラジオドラマは、自らのニュージーランドでの体験を元に脚本を書いたもので、フラットメイトとのエピソードや車の運転のことなど、日本人女性ならではの視点からキウイの人々を描いている。
「最初に住んだフラットは、キウイの男性二人がフラットメイトだったんです。ポストの周りがイバラに囲まれててとれないって私が文句を言ったら、彼らはそんなの平気だよって、全然相手にしてくれない。それで実際にどうしているのか試してもらったら、平気でイバラの中に腕を突っ込んで、傷だらけになってるのに全く気にしないんですよ。Naokoももっと強くならなきゃだめだって言われて…!キウイの女性もすっごくタフで、瓶ビールの蓋なんて脇に挟んで開けちゃうくらい」
初めて訪れた海外で、タフで細かいことを気にしない、そんなキウイの人々に出会ったカルチャーショック。日本人女性の視点から見た脚本は話題を呼び、昨年NZ全国ラジオドラマコンテストで優勝。今年はその台本が実際に劇場で上演されることにもなっている。
「Japanese Downunder」は8年前、Naokoさんがニュージーランドを訪れたときに自ら提案して作った番組だ。「とにかくラジオ番組が作りたくて、 Broad Casting Schoolに行ってみようと思ったんです。ところが間違えて、このPlains FMの建物に入ってしまって…。それに気がつかずに拙い英語で熱意を伝えていたら、そんなにラジオがやりたいならうちで番組作る?って言われたんです。その後企画書を作って何度もやりとりをして、実際に内容を直されたりスタジオでトレーニングをしたりして…。それは私がたまたまラッキーだったんじゃなくて、ニュージーランドはやりたいという熱意を受け入れてくれる国なんだと思います」
彼女のラジオへの熱意は尽きることはなく、日本に戻っても自分で録音したものを日本から放送局に送り続けていたという。そうした熱意に支えられた番組はもうすぐ放送200 回目を迎え、2年前からは現地Plains FMのサウンドエンジニアとして、編集録音に関わる全ての仕事を担当している。
Japanese Downunder
隔週火曜 夜8時〜30分間 クライストチャーチを中心にカンタベリー地区にてPlains FM96.9で放送中。リアルタイムに放送局のサイトから直接ラジオをパソコンで聞くことが出来る他、過去の放送をポッドキャスト配信しているので日本からも試聴可能聴くことができる。» Plains FM : Listen Live & Podcast
ブログ:「クライストチャーチ最高!」
Naokoさんが足で集めたニュージーランドの情報を、現地からほぼ毎日更新中。