Day2 | 小学校で大歓待を受け、雲の中でキャンプする

朝いちばんで学校の体育館に招かれ、台湾伝統の人形劇を観劇させていただくことになった。なんでもこの平等國小学校は在校60名の小規模校ながら全国大会で優勝するほどの実力で、さらにこの学校に人形劇のプログラムを取り入れたのはジ […]

06/11/2019

朝いちばんで学校の体育館に招かれ、台湾伝統の人形劇を観劇させていただくことになった。なんでもこの平等國小学校は在校60名の小規模校ながら全国大会で優勝するほどの実力で、さらにこの学校に人形劇のプログラムを取り入れたのはジーさんなのだとか。
上演後はルーカス編集長が壇上に上がり、生徒からの大質問大会になった。彼らの好奇心に満ちたいきいきとした顔つきも印象的で、思わぬ国際交流に胸をいっぱいにした一行は再びトレイルへ向かった。
この日はジーさんと彼女の友人3名も仲間に加わり、総勢9名でのにぎやかなハイキングとなった。天気はこの日も優れなかったが雨に濡れたジャングルは美しく、僕たちは歩くことを楽しんだ。
渡渉を繰り返しながら渓谷を進むと草原の尾根に出た。晴れていればこの「金包里」からは絶景を拝めるというが、霧に包まれたイギリスの草原のようだったこの日の景色も、それはそれでとても印象に残っている。
すこし下った場所にある陽明山のキャンプ場でジーさん一行と別れ、入れ替わるようにカメラマンのエヴァンの弟、ジミーがやってきた。何を隠そう彼はキャンプ料理のオーソリティで、今夜このキャンプ場で泊まる我々のために腕を振るってくれるというのだ。
ジミーは見た目こそ日本のフェスでも見かけるような青年だったが本物のアウトドアマンで、とくにブッシュクラフトでつくった脚と串で焼き上げたチキン・シュラスコは絶品だった。ヘクターが上物の台湾ウイスキーを開け、その夜はストーブではなく焚き火を囲み、遅くまで語り明かした。
 
» PAPERSKY #59 TAIWAN|Hike & Bike Issue