津田直 写真展「NORTHERN FOREST」

写真家・津田直の写真展「NORTHERN FOREST」が、10月19日より、那須の「森をひらくこと、T.O.D.A. オープンプレイス」にて開催されます。今回展示されるのは、津田さんがこれまでに出会った各国の森。アラス […]

10/07/2013

写真家・津田直の写真展「NORTHERN FOREST」が、10月19日より、那須の「森をひらくこと、T.O.D.A. オープンプレイス」にて開催されます。今回展示されるのは、津田さんがこれまでに出会った各国の森。アラスカで走り抜けた凍原、ドイツの黒い森、白夜のフィンランド、極北のノルウェー、そして放射能問題を抱えている福島などで撮影された森が未発表作品を含め構成されます。また、津田さんは森とそこに住む人々の営みが結ばれた結果として生まれる文学や信仰、社会現象や環境問題に強く興味を持つと言います。津田さんが本展開催に合わせてセレクトした森に関わる書籍を手にとっていただけるブックコーナーも設置する予定です。
森について言葉を交わし合える、機会を持とうと思う。
だがはじめに断っておかねばならないのは、僕は森の住人ではないということ。
都会に暮らす、多くの人々がそうであるように。
だからだろうか、僕らはその深奥なる世界の入口に日々立ちたいと思いを抱き、「今」を見つめ直すために、時々茂みへと続く小径を歩きながら深呼吸したりする。
世界が豊かな森に覆われていた遥か太古の時代を思えば、おそらくこうした歩行は特別なことではなかっただろう。
かつて僕らは「森」から生まれゆくものたちの一部でもあったのだから。
———津田 直
津田直 写真展「NORTHERN FOREST」
会期:2013年10月19日(土)- 11月24日(日)11:00-16:00(毎週火曜休館)
場所:森をひらくこと、T.O.D.A. オープンプレイス
栃木県那須塩原市戸田12–1
観覧料:500円 (森林保全費として、放射能問題への取り組み等に使用いたします)
http://www.toda.jp.net/
<関連イベント>
スライドトークイベント 10月19日(土) 13:00-15:00
オープニングレセプション 10月19日(土) 15:00-16:00
 
<作家プロフィール>
津田 直 nao tsuda
1976年神戸生まれ。 世界を旅しファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている写真家。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。主なシリーズに、『近づく』(2001-2004)、『漕』(2005-2009)、『SMOKE LINE』(2008)、『果てのレラ』(2009)、『Storm Last Night』(2010)、『REBORN』(2010-)、『Earth Rain House』(2012)がある。自然を捉える視線のユニークさと写真と時間の関係という古くて新しいテーマへの真摯な取り組みで、21世紀の新たな風景表現の潮流を切り開く新進の写真作家として注目されている。また最近では、現代美術のフィールドを越えて他分野との共同制作や雑誌連載、講演会、特別授業を行うなど活動は多岐にわたる。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。成安造形大学付属・近江学研究所客員研究員。本年より大阪芸術大学客員准教授、大阪経済大学客員教授を務める。作品集に『漕』(主水書房)、『SMOKE LINE』(赤々舎)、『近づく』(AKAAKA+hiromiyoshii)、『Storm Last Night』(赤々舎)等がある。www.tsudanao.com
※津田直さんのフォトエッセイ「Jomon Fieldwork – 賢者の欠片」を、PAPERSKY本誌にて連載しています。