Murray's 気鋭のデザインカフェが、19世紀の教会に出現!

チボリはジャーマンタウンの少し南に位置する町。ランドマークはアート関係を志す学生が集うバード・カレッジとあって、清潔で知的な印象を受ける。 町のシンボルだった教会がデザインカフェに生まれ変わったのは昨年10月。手がけたの […]

10/19/2016

チボリはジャーマンタウンの少し南に位置する町。ランドマークはアート関係を志す学生が集うバード・カレッジとあって、清潔で知的な印象を受ける。
町のシンボルだった教会がデザインカフェに生まれ変わったのは昨年10月。手がけたのは、25歳の青年たちだった。オーナーのジェイク・ストティーニさんとジェシー・フェルドマスさんはバード・カレッジで出会った同級生。大学2年生のころ、小さなコーヒーショップを開店。4年後、はす向かいにあった古い教会を改装し、「Murray’s」を開店した。
 「チボリにはおいしいコーヒーを飲める店がないよねって、学生の間でも話していたんです。なら自分でつくろう!と」
 19世紀に建てられ、その後使われていなかった教会が売りに出たのは、店舗拡大を考えていたときだった。2階はほとんど手をつけず、教会をそのまま残し、1階を改装してカフェスペースにした。大切にしているのはローカル文化へのリスペクト。地域の歴史を刻んだ建物のなかで、地元産の食材をていねいに料理し、季節ごとの味を提供している。
 「季節によってとれない素材はメニューには載せません。冬場に『なんでトマトがないの?』と訊かれたら、今は収穫できない時期なんですと答えます。そうすれば、地域の人にも地元の旬というものをわかってもらえると思うから」
 「この先、チボリ以外で店をやるなんて考えられない」と口をそろえるふたり。150年以上歴史を刻んできた教会と同じように、この地域の文化を継承していく存在になるに違いない。
 
» PAPERSKY #51 Upstate New York | Farm & Table Issue