「コーポラティブ・ファーム」という考え方|Letterbox Farm Collective

ハドソンのファーマーズマーケットで、ひときわ明るい雰囲気を放つブースを見つけた。店に立つのは全員20〜30代の女性たち。なんとも楽しそうに野菜の説明をしている。 後日、彼女たちが営む「Letterbox Farm Col […]

10/04/2016

ハドソンのファーマーズマーケットで、ひときわ明るい雰囲気を放つブースを見つけた。店に立つのは全員20〜30代の女性たち。なんとも楽しそうに野菜の説明をしている。
後日、彼女たちが営む「Letterbox Farm Collective」を訪れた。迎えてくれたのは、どちらも30代女性のフェイス・ギルバートさんとニッキ・カランジェロさん。マーケットで受けた店の印象と同じく、明るく華やかな空気をもつ人だ。
ファームのオーナーは、以前から友人だったという3人。共同で土地を購入し、3年前から農業を始めた。
「私たちはコーポラティブ・ファームと呼んでいるんだけど、バックグラウンドが違う仲間が集まって農業をやる。それぞれの得意分野を活かせば、効率よく、精度を高めて仕事ができるから。何より楽しいしね」とフェイスさん。
たとえば野菜農家で修業を積んだフェイスさんは菜園担当。畜産経験者のニッキーさんは家畜担当、機械関係に強いラズロさんはトラクターなどの重機担当といった具合に。
「冬が寒いハドソンでは、冬季に野菜はほとんど収穫できないの。でも家畜がいれば、通年で収入が安定するから」
驚いたのは、若い農家のほとんどが土地を借りているなかで、彼らが64エーカーもの農地を購入していることだ。じつはここにもコーポラティブなアイデアがあった。投資家を集めてファンドレイジングパーティを開いたり、地元の環境保全団体からの寄付を募ったり。活動に賛同してくれる人々の力を借りて、ファーム経営を実現したのだ。
「ひとりではできないことも、能力をもち寄れば実現できる可能性が高くなる。コーポラティブ・ファームは、若い世代にうってつけの農業の始め方だと思うんです」
 
» PAPERSKY #51 Upstate New York | Farm & Table Issue
Letterbox Farm Collective
4161 U.S. 9, Hudson, NY 12534
www.letterboxfarm.com