Ladybugの石けん|日本のつくり手 第19回

東西に18km、南北に25kmの規模を誇る阿蘇のカルデラ。中央に阿蘇五岳が雄大にそびえ、麓には約4万人がカルデラのなかで暮らしを営んでいる。 豊田希がこの地に移り住んだのは2002年のこと。「ここで自分は何ができるだろう […]

04/30/2020

東西に18km、南北に25kmの規模を誇る阿蘇のカルデラ。中央に阿蘇五岳が雄大にそびえ、麓には約4万人がカルデラのなかで暮らしを営んでいる。
豊田希がこの地に移り住んだのは2002年のこと。「ここで自分は何ができるだろう」と考えていた豊田を惹きつけたのは水だった。阿蘇は山々が生み出す清冽な地下水が豊富に湧き出る水の名所。地元の水を使って手づくりした石けんは、肌が弱かった娘にも安心して使うことができた。
手づくりへのこだわりは、「何でできているのかわかる、安全なものを使いたい」という自身の想いから。ベースとなるオリーブオイルに水とアルカリ成分を加え、1ヶ月半ほどかけてゆっくり鹸化させた石けんは、保湿効果を生むグリセリンを多く含む。汚れは落ちるけどつっぱらない、それがLadybugの特徴だ。
「いろんな人の想いをのせた石けんをつくりたい」。豊田はここ数年、阿蘇の地酒の酒粕など、地域の素材を用いた商品づくりに取り組んでいる。土地の風土と出会った人への感謝が込められた石けんは、使い手の肌と心を優しく包み込んでくれるだろう。


Urban Research Doorsが、PAPERSKYと共に日本各地を巡り、その土地に根ざしたモノづくりを続ける職人の方々をクローズアップする”CRAFTSMAN SERIES”。Ladybugの石けんを紹介した第19回は、PAPERSKY #62に掲載。
Urban Research Doors

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