FIND YOUR OWN TOKYO -2 おいしい!は、自転車にのることから

彼女がキュッと髪をまとめているのは、140年の歴史を誇る老舗デパート「Liberty London」のリバティプリントを用いたRaphaのシルクスカーフ。3シーズン活躍するロングスリーブのジャージも「朝晩冷える秋から大活 […]

12/28/2015

彼女がキュッと髪をまとめているのは、140年の歴史を誇る老舗デパート「Liberty London」のリバティプリントを用いたRaphaのシルクスカーフ。3シーズン活躍するロングスリーブのジャージも「朝晩冷える秋から大活躍する」、そう話す吉田まり子さんは、Rapha Cycle Club Tokyoのカフェのレシピ開発を担うひとり。多くのサイクリストをはじめ、“おいしい”を求めてくる北参道のグルメの五感と胃袋を満たす、重要なポジションだ。フランスでパン屋やレストランでのデセール経験を積んで帰国。アラン・デュカスやエディションなど、輝かしい名店での学びを活かし、今に至る。
「まわりの人がそうしていたように、フランスでは気になるお店や縁があったいくつかを渡り、学ばせてもらいました。帰国後はパーティフードを学んだり、シェフについて海外へ行くことも。パーティだと夜遅くなることもあるので、そのころにクロスバイクを買って通勤で乗るようになりました」
おすすめのスポットを問えば、次から次へ東京を“おいしい”視点で切りとった場所が挙がる。吉田さんの五感が求める〈グルメ〉をテーマにした東京。
「自然を求めてどこかへサイクリングするのとは違う、東京らしい楽しみ方がある。新しいお店がどんどんできていく町の様子も、自転車なら気づきやすい。おいしい!へ、さっと、たどり着ける(笑)。それにレシピを思いつくのは、自転車に乗っているとき、歩いているときが多い」
町の変化を楽しみながら、“おいしい”を生みだす東京自転車さんぽ。インスパイアを求め、美術館や映画館へ足を運ぶこともしばしば。お気に入りのサンドイッチでモーニング、走りながら思いついたレシピは、渋谷の名曲喫茶ライオンにあるお決まりのテーブルで書きとめる。旬のフルーツなど、素材はときに、農家のもとへ自ら足を運んで手に入れる。
「自転車に乗る人には、ヘルシーというより、おいしさとボリューム。プロスポーツに携わる友人も多いので、より体のことを考えた補給食などにもチャレンジしていきたいんです」
アイデアはどんどん湧いてくるのだと、吉田さんは目を輝かせて話す。若干28歳。これからが、楽しみでならない。
 
吉田まり子 | Mariko Yoshida
高校卒業後、勢いよく渡仏。トゥールの町のパン屋勤務の後、憧れていたレストランでデセールに携わる。帰国3日後には「アラン・デュカス」で働くことを決め、その後も「エディション」ほかで学びながらケイタリング業を開始。自転車店での出会いからRaphaでカフェのレシピ開発も担う。
 
ここで紹介したMAPは、Rapha Cycle Club Tokyoにて配布中。こちらからもダウンロードができます。
http://archive.papersky.jp/wp-content/uploads/2015/12/TOKYO-RIDE-GOURMET.pdf