WORKING FISHERMAN vol.4 江の島片瀬漁協 湘南丸 浜野展行さん

ノルウェー発祥のアウトドアブランド、ヘリーハンセンは、1877年、商船隊の隊長だったヘリー・J・ハンセンが、極寒の海で働く漁師のために、激しい雨や雪、寒さなどから身体を保護する防水ウェアをつくったのがはじまりだった。「H […]

05/02/2017

ノルウェー発祥のアウトドアブランド、ヘリーハンセンは、1877年、商船隊の隊長だったヘリー・J・ハンセンが、極寒の海で働く漁師のために、激しい雨や雪、寒さなどから身体を保護する防水ウェアをつくったのがはじまりだった。「HELLY HANSEN × PAPERSKY WORKING FISHERMAN」は、各地で活躍する若い世代の漁師を訪ね、漁師という職業の魅力や仕事にかける想いを通して、創業時より変わらないヘリーハンセンの精神を再確認していくシリーズ企画。第4回目は、神奈川県藤沢市・片瀬漁港へ。
神奈川県南部、相模湾の海岸にある景勝地・江の島。古くは鎌倉時代より行楽地として知られ、江戸時代には島の弁財天が信仰を集め、江の島参りをする参拝客でおおいに賑わった。また、片瀬海岸は東洋のマイアミビーチ」とも呼ばれ、ダイビングや磯釣りの人気スポットでもある。浜野展行さんは、プロサーファーとして活動後、24歳で漁師となった。江の島近海にてシラス漁をする傍ら、約80年続く老舗「濱野水産」の4代目として、湘南シラスの加工販売にも力を注いでいる。
「子どもの頃から父や漁業に携わる親戚の仕事ぶりを見ていたので、自分も将来は漁師になるものだと思っていました。そんな環境で育ったので、海は身近な存在で、サーフィンを始めたのも小学生の頃。繁忙期は親に構ってもらえないので、海で波乗りして遊ぶのが日課でした。大学に進学してもサーフィン三昧の日々で、長期の休みにはインドネシアやカリフォルニアなど、波を求めてサーフトリップにも出かけていました。波乗りを通じて世界を旅したことで、さまざまな生きかたをしている人たちに出会えたことも大きな財産になっています。
ちょうど大学を卒業する頃に、プロトライアルの認定を受け、何度かツアーにも参加させてもらいました。ただ、すでに漁の仕事を始めていたので、自由に海に行く時間を取れず、結果も出せずに悶々としていた時期でもありましたね。今では人と競うことがなくなったので、好きなように波乗りができ、その分、仕事にも集中して取り組めて、いい暮らしのサイクルができているように感じています。
サーフィンで競うことはなくなったけど、やっぱり海の上での戦いには勝ちたい。そのためには、まず海のことを知らなければならない。GPSのなかった時代の船頭は、雲の流れをみて風を読む力に長けていたし、海底の地形も、見通しや勘で覚えていました。海の荒れ具合で、どの方向に舵を切り、どのタイミングで移動するか…。それに、生シラスは同じ場所で同じ魚を獲ったとしても、網の持ち上げかたや氷の入れかた、水洗いのしかたで、魚の鮮度やへたれ具合が変わるので、よりうまいシラスを提供するためには、まだまだ経験を積まなければならないことばかりです。でもいろんな経験をして、いずれ地元の海のことを誰よりも知る漁師になりたいですね。そして、代々受け継がれてきたこの店を、いい形で次の世代にバトンを渡せるようにしたいですね。」
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