YOUR FRIENDS ノルウェー・デザインのいま、そしてこれから

オスロでも日本人を中心に、東日本大震災に対するさまざまな支援の動きがあったという。そのひとつが100人のアーティストによるチャリティポスター展『100のこと、再考』。その想いは海を越え、10月のTOKYO GRAPHIC […]

01/25/2012

オスロでも日本人を中心に、東日本大震災に対するさまざまな支援の動きがあったという。そのひとつが100人のアーティストによるチャリティポスター展『100のこと、再考』。その想いは海を越え、10月のTOKYO GRAPHIC PASSPORTで『Posters for Japan』展として実現した。そこに招待されていたのが、カールとヘンリックによるデザインユニットYour Friendsだ。
「あの震災をとおして世界がつながっていることをあらためて感じたし、仲間と支えあいたい、そう思ったんだ。どんな仕事でもどんなクライアントとも、友だちのような気持ちで一緒にものづくりをしたいから、僕らはみんなの友“Your Friends”でありたい」。そう話す彼らと、ノルウェーのデザイン&カルチャーをめぐる旅へ出かけた。
最初に訪れたのは、オスロ出身の元スケート女王ヘニーと実業家のオンスタッド夫婦がコレクションした現代美術の傑作を堪能できる、ヘニー・オンスタッド美術館。見応えある展示内容に重ねて心動かされたのは、そのロケーションだった。オスロからバスで西へ、ほんの40分ほどで一気に静かな郊外へ。ふんだんに木材を用いた展示空間から大きなガラス窓の向こうに望む海とヨット。アート鑑賞のまま、大海原へ航海の旅に出るような錯覚にさえなる、この旅でも特別なひとときだった。
ノルウェーのデザイン拠点ともいえるDogAがあるのは、アーケシュ川ほとりの散歩道沿い。そこに建築家やデザイナーたちがふらり集い、“なにか一緒に”が自ずと生まれている。若いクリエイターの工房に併設するGallery 1857や、建築をテーマにしたギャラリー、Kunst+Arkitekturなど、カールとヘンリックの案内でオスロのデザインの現場をめぐり、ノルウェー・デザインの底力を感じた。