カリフォルニアの自然を巡る旅 vol.1 デスバレー国立公園

岩と砂と風が創り出す幻想的な風景を眺めながら、沙漠の一本道を車で進んでいく。今回私たちは、カリフォルニア観光局が企画したツアーに参加した。ロサンゼルス国際空港で借りたレンタカーに乗り、まず私たちが向かったのはカリフォルニ […]

08/15/2016

岩と砂と風が創り出す幻想的な風景を眺めながら、沙漠の一本道を車で進んでいく。今回私たちは、カリフォルニア観光局が企画したツアーに参加した。ロサンゼルス国際空港で借りたレンタカーに乗り、まず私たちが向かったのはカリフォルニア州南東部にあるデスバレー国立公園。
1913年に56.7℃という最高気温を記録したこの国立公園。夏場になると、日本では考えられないレベルの暑さを体感することができる。面積は約1万3000㎢(長野県とほぼ同じ!)。ゴールドラッシュの時代、この谷に迷い込んだ一行が「死の谷」と呼んだことがその名の由来と言われている。
道すがら、ジェイという22歳の青年に出会った。車にキャンプ道具を詰め込んであちこち旅をしているという。
「昨夜はデスバレーの谷底でナイトハイクを楽しんだよ。歩きながら見た星空が素晴らしかった。テントで寝たんだけど、朝日が昇った途端にこの暑さだから飛び起きちゃったよ。」とタンクトップの彼は軽やかに笑う。
たしかに暑い。温度計はすでに40℃近くを指している。人が暮らすのに適した土地とは思えないが、この場所にも開拓の歴史があるというから驚いてしまう。
1849年から始まったゴールドラッシュの時代、デスバレーでも金が発見される。そして、その後に発見される膨大な量のホウ砂がこの土地に莫大な富をもたらすことになった。ホウ砂とは洗剤などの原料になる鉱物だ。しかしそのホウ砂事業が不振に傾くにつれ、この地域の産業は鉱山から観光へとシフトチェジしていく。Furnace Creek Innはその歴史とともに歩んできたホテルのひとつだ。
もともと鉱夫の宿泊施設だった建物を改築して誕生したこのホテル。1927年のオープン当時は12部屋の小さなホテルだったが、増築を繰り返し現在では66部屋の客室のほか、70フィート(約20m)のプールやテニスコートを完備するホテルに成長した。ロサンゼルスから車で約3時間というアクセスの良さもあり、いまではハリウッド俳優やビバリーヒルズのセレブたちも多く訪れるという。
夏場は猛烈な暑さになるデスバレー国立公園だが、冬場は20℃前後の快適な気候になる。そのため観光のハイシーズンはじつは11月から2月。寒さから逃れるリゾート地となる冬場と、世界一の暑さを体感できる夏場、季節によって異なる過ごし方ができるのがデスバレーの魅力のひとつでもある。日本では味わえない猛暑も忘れられない思い出になったが、次回はぜひ沙漠に花が咲き乱れるという春に訪れたい。
 
◼︎取材協力
カリフォルニア観光局
www.visitcalifornia.jp
パームスプリングス観光局
visitgreaterpalmsprings.com
デスバレー国立公園
www.nps.gov/deva/index.htm
ハーツレンタカー
www.hertz.com
Furnace Creek Inn
www.furnacecreekresort.com/lodging/the-inn-at-furnace-creek