ー PAPERSKYの公式キャラクター「LUCÁMON(ルカモン)」誕生のストーリーとは?
ルカモンは日本の有名な歴史上の人物“水戸黄門”と僕の名前“ルーカス”を掛け合わせたキャラクター。長年日本で愛され続けるテレビドラマでも描かれている水戸黄門は、日本中を歩いて旅をしながら、地元の村民を悪から守り、世の中を良くしていたヒーローだよね。
僕も歩くのが大好きで、2014年に日本の古道を歩くプロジェクト「Old Japanese Highway」で愛媛から鹿児島までを歩く「いも地蔵」の旅の道中で友人から「ルーカスは水戸黄門みたいだね!」って言われたのをきっかけに、ルカモンのアイデアが生まれたんだ。調べてみたら他にも共通する特徴がたくさんあったんだよ。
ー 他にどんな共通点があったのでしょうか?
水戸黄門は歴史に詳しくて、日本初のガイドブックと歴史書を作った人。医学にも精通していたから研究のためにハーブを育てたり、食への関心も高くて、日本で初めてラーメンやヨーグルトを食べたのは水戸黄門だと言われているんだ。外国産のワインが大好きで、オランダ製の足袋を愛用したり、好奇心旺盛でハイカラ好きな一面もあったんだって。僕もアメリカから日本に来て、いろんな土地の歴史や文化を掘り下げながら雑誌やマップを作ったり、旅の出会いからバジルを育てたり、ご飯を食べるのも大好き。時代を超えてこんなに共通点があるのは面白いと思ったんだ。
ー 可愛らしい見た目のルカモンですが、どのようにキャラクター化していったのでしょうか?
キャラクターをデザインしてくれたのは兼かねてから一緒にお仕事をしたいと思っていたイラストレーターの間弓浩司さん。みんながイメージする水戸黄門の要素を残しつつも、実際に僕が使っているアイテムを融合させてアイデアを固めていったんだ。
山歩きをするルカモンはバックパックを背負って、お守りがついたサコッシュに、杖には熊除けの鈴、ひょうたん型の水筒、足袋、雨傘…。PAPERSKYマークがついた印籠を掲げる姿はまさに、現代版の水戸黄門!
ー 雑誌では間弓浩司さんが手がけるルカモンが主人公の漫画も連載していますね。
2017年にスタートした漫画連載「LUCÁMON ON THE ROAD」は“道”をテーマに、トレイルを歩くルカモンたちが道中で繰り広げるストーリーを描いたもの。実際に僕たちが古道や街道を歩く中で生まれた会話やエピソードも盛り込まれているよ。
その土地ならではの文化や雑学も織り交ぜていて、漫画を読みながら日本の歴史を楽しく知れるのもポイント。浩司さんが描く愛らしい世界観が、雑誌の中でもいいエッセンスになっていてお気に入りのページだよ。
ー ルカモンをモチーフにしたキーホルダーやステッカーもできました。おすすめの使い方はありますか?
ラバー素材のキーホルダーは立体感があって目を引くアイコニックなアイテム。存在感があるから失くしやすいものにつけてもいいし、バックやサコッシュにつけてルカモンと一緒に旅に出る感覚で楽しんでもらえたらいいな。ステッカーパックはルカモンの他にPAPERSKYのさまざまなデザインのステッカーが入ったお得なセット。水や日差しにも強いから車に貼ったり、スーツケースやアウトドアグッズに貼って楽しむのがおすすめだよ。
ー ルーカスが思うルカモンの魅力や今後期待することとは?
今までルカモンは雑誌を読んでいる人しか知らなかったけど、こうやってアイテムになってもっといろんな人に知ってもらって楽しんでもらいたいな。見た目が可愛いだけじゃなくて、ひとつひとつの旅に意味やストーリーがあるから、ルカモンを通して歴史を知りたくなったり、山歩きに行きたくなったり。そんな魅力がルカモンにはある気がするよ。僕もルカモンと一緒に次はどこに行こうかな。