恵みの“晴れ”に見守られた、ツール・ド・ニッポン in 東京

心配していた雨も、さほど降らなかった今年の梅雨。むしろ夏になって、雨の日がぐっと増えましたよね。ちょうどツール・ド・ニッポン in 東京を開催した5月末〜6月上旬は、街をサイクリングしたり特設のレンタサイクルを実施もあって、“晴れ”に恵まれた幸運で充実の6日間を終えることができたのでした。
東京でのツール・ド・ニッポンは、『PAPERSKY』による5つのクラブ活動（『PAPERSKY』ウェブページの〈PAPERSKY CLUBS〉を参照）を軸に展開しました。
BOOKクラブでは、数十年前に発行された昔のグルメガイドをもとに、晩ご飯を求めてめぐる東京の夜散策。今も営業しているのか？建物すらないかもしれない！？昔の店舗情報を頼りに、夜の東京・新橋〜虎ノ門へ自転車で繰り出した一行。目当ての1軒目は陰もカタチもありませんでしたが、2軒目に目指した〈釜飯 酔心〉は、“安芸路 酔心”として堂々と健在。参加者たちからは、思わず感嘆の声があがっていました。その夜いただいた釜飯の美味しさと、このユニークでスリリングな体験を忘れることはないだろう……というほどに、記憶に残る夜になりました。
JAPANクラブでは、すべての催しの舞台となったSHIBAURA HOUSEで定期的に開催されている盆栽教室で、苔玉をつくる催しに参加。人の手を加えて、四季や日本らしさを表現する小さな丸い世界は、自分でつくってみてはじめて知る奥の深さを知るのでした。
そして迎えた、5月最後の週末。自転車映画祭（BFF）の東京チームの協力により実現した、自転車×旅×映画をテーマにした上映会のフライデー・ナイトにはじまり、土曜・日曜の両日、自転車を満喫することとなりました。……じらすようですが、残りの催しのレポートは、また別の機会に！ちなみに、ツール・ド・ニッポン in 東京のサイクリングコースの検討は、BICYCLEクラブ（というより、キャプテンKaO）にとって“想像以上に想像できない”難しいものだったのでした……