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BESS × PAPERSKY

一目惚れしたBESSの家が、
新しい自分と出会うキッカケに。

One Japan ~ 47 Neighborhoods

日本各地にはそれぞれの魅力やオリジナリティがあり、それぞれの地域はつながりあい、影響しあいながら独自のカルチャーを育んでいる。 47Neighborhoodsは、そんな日本の各地方で実現可能な「クリエイティブで豊かな暮らし」をBESSとPAPERSKYが探す旅の物語。第二十回は京都府北部のご夫婦を訪ねる。

2026年7月27日

世界中から訪れる観光客で毎日のように賑わう古都・京都。街の中心部にはグルメや名所などがいくらでもあって、次から次へと行きたいスポットが頭の中を駆け巡る。

今回、目指したのはそんな京都の中心部から車で1時間ほどの山奥。喧騒とは無縁のファンタジックな森の中で暮らすご夫婦の家だ。

PAPERSKY編集長のルーカスに同行したのは、京都市内の人気珈琲店で働くカフェコーチの大木彩夏さん。手入れの行き届いた庭で、二人がにこやかに出迎えてくれた

訪れた人/ルーカス B.B.(PAPERSKY編集長)
訪れた人/大木彩香さん(京都の珈琲専門店「Kurasu」カフェコーチ)
迎えた人/谷ひろかずさん、あやかさん(京都府北部在住、BESSの家「G-LOG なつ」オーナー)


1. タワマンか?BESSの家か?



賑やかな市内の雰囲気とはうって変わって、今は深い森の中。もともと市内のマンションで暮らしていたという谷さんご夫婦は、この森での暮らしを選び、夢のような生活を送っている。どうやってBESSの家に住むようになったのか、ゆっくりと会話が始まった。

ルーカス 「京都は人で賑わう観光地のイメージが強いけど、こういう森の中の静かな環境もあるんだね。まるでキャンプに来ているみたいな気分だよ。ここで暮らす前はどんなライフスタイルだったの?」

谷ひろかず(以下、ひろかず) 「京都市内のマンションで暮らしていたんです。その頃、二人の趣味としてキャンプを始めて、いろいろな場所へ出かけてキャンプするようになりました。それで、自然豊かなエリアに住みたいと思うようになっていったんです」

谷あやか(以下、あやか) 「でも、その頃は色々な選択肢を考えていました」

ひろかず 「じつはタワーマンションもいいなと思っていたこともあったんですよ」

ルーカス 「えっ、タワマン! BESSのユーザーには何人も会ってるけど、タワマンが選択肢のひとつだった人は初めて!」

あやか 「私は当初から田舎で暮らしたいなという思いが強かったんですけど」

ひろかず 「市内で暮らして、夜、飲みに出かけるのが好きだったこともあって。だからタワマンがいいというわけでもなかったんですけど、最新のマンションとか、近代的なデザインの家とか、そういう方向もアリだなと思っていたんです」

大木彩香(以下、大木) 「そこからどうしてBESSの家を選ぶことになっていったんですか?」

あやか 「いくつかの住宅展示場に行ったり、資料を取り寄せたりしてたんです。でも、私たちの家を建てたいとか、この家を購入したいという気持ちがまったく盛り上がってこなかったんですよね。こういう家で暮らしたらどうなるかなというイメージも膨らまず、なんだか疲れてしまって」

ひろかず 「そうやって家探しを続けているうちに、SNSでBESSのことを知ったんです。資料を取り寄せてみると、木のぬくもりを感じられる家があるということが分かって。それでLOGWAYへ行くことにしたんです」

ルーカス 「実際にBESSの家を見て、どうだった?タワマンとは違った?(笑)」

ひろかず 「もちろん、今まで見てきた家とは全然違いましたね。それまでは外観もトレンドっぽく、機能的で便利な家を中心に見ていたのでBESSの家はとても新鮮に思えました。田舎の風景にもマッチしそうだし、物を作るのが大好きな自分ならいろいろと工夫できるなって。特に惹かれたのは薪ストーブで、その時、マンションではなく絶対に一軒家がいいなと思ったんです」

あやか 「それまでたくさんの家を見て回っていたんですけどやっぱりピンときてなかったんです。でもBESSの家を実際に見たら、もうこれがいいなって二人で」

ひろかず 「だから初めてBESSのLOGWAYに行った時に、もうBESSの家にするってことは二人で決めてしまったんですよ」

ルーカス 「その感覚、よく分かる。BESSの家って自分たちが暮らす前からイメージできるんだよね、未来のライフスタイルが。雰囲気のいい家具とかセンスのいい物とかがLOGWAYに置いてあるのもイメージしやすいよね。こんな暮らしがしてみたいって」

ルーカス 「大木さんは今日、初めてBESSの家の中に入ったんだよね。どんな印象?」

大木 「木の家と聞いていたのでそれこそキャンプ場にあるような、丸太が組まれていて重厚感のある家をイメージしていたんです。だけど中に入るとこんなに暮らしやすそうな雰囲気と広さでちょっと驚いてます。それとこのお洒落さ。ちょうど今、私自身も引っ越そうかなと考えている最中なのですごく刺激を受けてます!」


2. 最優先は 「休日をいかに充実させられるか」だった



広々とした庭はまるで観光地のように整備されていた。珍しい植物がたくさん植えてあって、敷地内をただ歩いているだけでも楽しい気分に。どうやってここまで美しい空間を作り上げたのか、ルーカスも興味津々だ。

ルーカス 「家の中もそうだけど、小屋とか庭のドライガーデンも素晴らしいね。ひろかずさんは物作りが好きだっていうけど、どこまで自分で手を入れたの?」

ひろかず 「ここで暮らすようになってから植物に凝り始めて、近所に詳しい方がいるので情報をもらってひとつひとつ植えていって。石積みとか庭に置く椅子とかは自分で作って。溶接が得意なので木工と合わせて物を作ることに夢中になってます」

ルーカス 「どうりで、鉄を上手に利用したセンスのいい物が多いと思ったよ」

あやか 「人間一人が活動できる時間って限られているじゃないですか。だけど本当に好きみたいで、放っておくと早朝から夜まで外で作業しているんですよ」

ひろかず 「まだまだやりたいことが沢山あって、今は4割程度の感覚ですね。家の外も中も、あと6割くらい手を入れたいと思ってるんです(笑)。次はピザ窯作りですね」

大木 「さっきお庭を少し見せてもらったんですけど、色々な場所に椅子が置いてありますよね?」

あやか 「すぐ、椅子を作りたがるんですよ(笑)。もうこんなにあるのに」

ルーカス 「でも、その気持ちわかるな〜。だって見る角度によって風景は全然違うじゃない。これだけ広い敷地で庭もしっかりキレイに作り上げてるんだからやっぱりいろんな角度からじっくり眺めて、家とか庭の景観を楽しみたいよね」

ひろかず 「そうですね、いろんな椅子に座って何気なく家とか庭を眺めるのは大好きです」

ルーカス 「こういう家に暮らしているともうずっと家にいたくなっちゃうよね?市内へは結構遠いと思うけど、仕事へ行くにはどうしているの?」

ひろかず 「京都市内の企業に勤めているんですけど、毎日、車と電車を利用して合計1時間くらいかな」

大木 「市内で暮らしている私からすると大変だなって感じるんですけど、いかがですか?」

ひろかず 「この土地が見つかった時に全く迷わなかったのは、平日と休日、自分にとってどちらを大切にすべきかがはっきりしていたからです。もちろん仕事はとても大事なんですが、休日にどう過ごすかとか何をやるのかっていう部分を最優先に考えた時、この場所とBESSの家はベストだなと確信できたんです。だからとっても満足してますし、休日には家とか庭を整備するっていう自分のやりたいことがしっかりできています。だけど2人でわざわざキャンプに出掛けることは減りましたね」

ルーカス 「そうだよね、だってここキャンプ場みたいに爽快だもん」

大木 「私が悩んでいるのもまさにその部分なんです。通勤のこととか、子どもの保育園のこととかを考え出すとやっぱり便利な市内っていう選択になってしまいます。だけど近県の田舎に住みたいっていう気持ちもあってどちらにも振り切れない。そうやって頭の中がぐるぐる回ってどういう場所に暮らしたいのか、分からなくなってきて」

ひろかず 「もちろん人それぞれだと思うんですが、自分の場合はずっと同じ職場にいるかなんて分からないと考えたんです。通勤を最優先に考えて場所を選んでも、後で後悔する時がくるかもしれないって」

ルーカス 「これがいい、これがダメって他人が決めることじゃなくて自分で決めるしかないもんね」

ひろかず 「以前、市内で暮らしていた時は、休日に家にいても面白くないっていうことでいつも二人でキャンプとか買い物とか出かけていたんですよ。でもここで暮らしはじめて、そういう考えがガラッと変わりましたね。京都にはそれこそ美味しいものとか楽しいことがいくらでもあるじゃないですか。だから当然のように休日は出かけて、忙しく遊ばなきゃいけないっていう気分になっていたのかもしれません。今は外でお酒を飲むことも激減して家でゆっくり飲むようになりましたし、お酒の量もずいぶん減りました」

あやか 「彼はここで暮らす前から物作りが好きだったんですよ。以前はマンションの風呂場でノコギリ使って、夜遅くまで木を切ったりして(笑)。すごい音が風呂場の外にも聞こえてきて(笑)」

ルーカス 「ずいぶん、ライフスタイルが変わったんだね。お風呂で木工をするのはちょっと厳しいからね(笑)」


3. 自分たちらしく育てたい、BESSの家



ここで恒例のおやつタイム。大木さんが持参したのは、京都でも有数の和菓子の名店「二代目 仙太郎」の「ご存じ最中」だ。京丹波産の大粒の小豆は噛むと柔らかい歯ごたえと和の香りが心地良い。

ルーカス 「あ〜こうやって森の中の家でお菓子食べて、コーヒー飲んでいるとつくづく幸せだな〜って感じるよね」

ひろかず 「そうですね。二人で大事にしようと思っているのは、とにかく『ゆっくり』しようってことなんですよ」

あやか 「ゆっくり、は好きだよね。人がたくさんいる場所で暮らしているのも楽しいんですが、周りの人が何をしているのかとか何を考えているのかということが気になってしまって、それに合わせて自分たちの行動が決められていくような感覚があって」

大木 「引っ越しを考えている私にとっては、なんだか気づくことがたくさんあります」

ルーカス 「僕も仕事は大好きだけど、ゆっくりする時間を大事にしてる。二人はこの敷地で何をしている時に幸せを感じる?」

ひろかず 「家の中にも外にも気に入っているポイントがたくさんありすぎてどこにいても幸せを感じるんですが、やっぱり色々な椅子に座りながら家とか庭を眺め、朝、コーヒーを飲んでいる時間ですかね」

ルーカス 「くつろぎポイントがたくさんあるからね」

あやか 「庭とつながっているようなウッドデッキはとても気に入っていて、ここにタープを立ててキャンプのような楽しみ方をするんです。休日のお昼にここでランチを食べて、ハンモックで寝るとか。そういう時間はつくづく贅沢だなって思いますし、ここで暮らしてよかったなと感じます」

ルーカス 「とっても嬉しいコメントだね。僕はBESSのユーザーとお話しする時、いつも昼寝が大好きだって言ってるんだけど昼寝で意見が一致したのは初めてだよ(笑)」

大木 「ウッドデッキ、とてもいいなと思ってずっと見ていたんです。子どもがまだ小さくて雨の日にどうやって遊ばせようかと困ることが多くて。こういうウッドデッキなら雨でも子どもと楽しく過ごせそうだなって想像してしまいました」

あやか 「あとはやっぱり冬、薪ストーブに火を入れて暖まっている時ですね。薪ストーブを置くことにこだわって本当によかったなと思えます」

ルーカス 「じゃあ、いつも同じ質問で締めくくるんだけど、谷さん夫婦にとって『家』ってどういう存在なんだろう?ひろかずさん、代表して答えてもらっていい?」

ひろかず 「一言で言うと自分たちにとって一番、お気に入りのアイテムが家ってことになりますね。色々とお話したように、休日をどれだけ充実させられるか、そのためにいかに居心地のいい空間を作るかってことを大事にしていて。まだまだ途中ではあるけど、そうやって作ってきた空間がこの場所なので、家はやっぱり一番のお気に入りアイテムなんです。あとは、車もキャンプ道具も大好きで、いろいろと改良したり、メンテナンスしたりしている内に、自分らしくなっていくというか自分の味が出てくるという。家もそうやって育っていくんだなという感覚がありますし、BESSの家は育てていくのがとても楽しいなと感じます」

ルーカス 「家が心地いいと、そこで暮らす人の内面も良い方向に変化するよね」

ひろかず 「そうですね。最初は真新しいタワマンがいいなと思っていたこともありましたけど、そういう選択をしていたら今の自分にはなっていなかったなと。BESSの家で暮らすことになって、本当の自分に気づけたという思いもありますね。BESSの家がいいと思うキッカケはキャンプだったので、20代の頃に大好きなキャンプに出会えて本当に良かったなとも思います」

BESSの家
https://www.bess.jp

text | Miguel Utsunomiya photography | Shuhei Tonami videography | Kei Suzuki, Shuhei Tonami