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Issue 46

Northern Japan
Jomon & Craft Beer

[ ゲスト ]
池田貴史さん(レキシ)

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日本のルーツを探訪する、北の縄文遺跡ツアー

1万年以上前、日本列島で暮らしていた日本のルーツ、縄文人。今回は「縄文」と「地ビール」をテーマに、ほろ酔い気分で太古の日本に思いを馳せ、日本のルーツにふれる旅を特集します。ナビゲーターには、歴史への造詣が深いミュージシャンの池田貴史さん(レキシ)を迎え、愉快に楽しく縄文にふれる旅をご紹介。

Editor’s Note

No.46 — NORTHERN JAPAN(2014) 

これも、縄文!?

文:ルーカス B.B.

今から遡ること10,000年前、日本列島には日本人のルーツ、縄文人が暮らしていた。そして信じられないことにその原始的な文化は、今の日本の暮らしや精神のなかに受け継がれている。これも、あれも、それも、縄文!

これも、縄文!(1):ゆるキャラ
日本人はキャラクターが好きだ。最近は「ゆるキャラ」がブームで、スポーツチームのマスコットから、県や市町村、警察にもオリジナルキャラクターがいる。縄文人たちもまた、土偶と呼ばれる人形を好んでいた。なかでも有名なものは、今日のキティちゃんに匹敵する遮光器土偶だろう。

これも、縄文!(2):漆工芸
外国人を魅了し、日本を象徴するもののひとつが漆の工芸品だ。漆もまた、縄文時代から連綿と受け継がれてきたものである。目を疑うような高度な技術でつくられた漆の工芸品が、あちこちの縄文遺跡から見つかっている。そして今も日本人は赤や黒の漆のお椀で、毎朝、みそ汁を飲んでいる。

これも、縄文!(3):鍋
日本の冬の定番といえば、鍋料理。季節の野菜に魚介類や肉類を入れた煮込み料理だが、これもまた縄文にルーツがある。土器を制作し、冬の食卓を飾るレシピを考案したのも、縄文人なのだ。

これも、縄文!(4):祭り
日本のどの地域にも季節ごとに伝統的な行事があり、村の人々が集い、飲んだり食べたり、歌って踊る祭りがある。最近ではその祭りがキャンプや音楽を楽しむ野外フェスティバルとして人気だ。自然の恵みや先祖に感謝する祭りの習慣もまた、縄文のころから始まっている。

そんな縄文の世界へ今回、一緒に旅するのはミュージシャンの池田貴史さん。ひとたび縄文に触れたら、あなたも「これも、縄文?」と言いたくなることまちがいなし!

Soundtrack

NORTHERN JAPAN

PAPERSKY Soundtrack For Travelers
旅する音楽 北の縄文編

これから旅に出る人たちのために選んだ、架空の旅の音楽。実際に東北地方を旅し、移り変わる車窓の風景を眺めながら選曲したサウンドトラックです。イーハトーブの山々から津軽海峡を越えて北海道まで、この地にゆかりのあるアーティストや、縄文をキーワードに連想した北方への旅に思いを馳せながら、ゆったりとした気持ちで聴いてみてください。

Selected by:
GOOD NEIGHBORS’ MUSIC VENDER
坂口修一郎 (BAGN Inc. / Double Famous)
鳩貝建二 (BAGN Inc.)

  1. 岩手山の大鷲〈種山ヶ原の牧歌〉/ 冨田勲
  2. TOUCH / Kuniyuki Takahashi
  3. MY FAVORITE THINGS / 坂元輝トリオ
  4. KANE REN REN DUB / OKI
  5. りんご追分 / UA
  6. 海峡 / ASA-CHANG & 巡礼
  7. 狩りから稲作へ / レキシ feat. 足軽先生・東インド貿易会社マン
  8. 銀河鉄道の夜 ファイナルテーマ / 細野晴臣
  9. 東北の女の子 / Ogurusu Norihide
  10. SNOW / 伊藤ゴロー

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