アフター5は森林散策へ Forest Park|オレゴン

ポートランダーに最も人気が高いランコースは、間違いなくフォレストパークだ。ここは、原生植物を保護する都市型公園としては全米最大の公園で、面積は約20km2。東京ドームが184個入ってしまうほど広大な森林公園に、街の中心部 […]

11/25/2014

ポートランダーに最も人気が高いランコースは、間違いなくフォレストパークだ。ここは、原生植物を保護する都市型公園としては全米最大の公園で、面積は約20km2。東京ドームが184個入ってしまうほど広大な森林公園に、街の中心部から数十分でアプローチできるなんて、ポートランドのランナーはなんとも贅沢だ。オレゴン大学を卒業したばかりのハナもこの公園がお気に入り。ほとんど日課のようにアフター5のランニングを楽しんでいる。約130km以上にも伸びるトレイルのコース取りは、15通り以上。毎日通っても飽きることがないと彼女は言う。
「私は森のなかで迷ったような感覚になるのが好き。だから、特に道がくねっていて木が鬱そうとしてる、このワイルドウッドチェリーっていうトレイルコースによく走りにくるの。これだけ街から近いのにそんなに多くのランナーとも会わない。だからここは、ひとりだけの時間をたっぷりと楽しめる場所」。
土の感触が好きだという彼女は、トレイル中につい道のない方へ進んでいってしまうとか。こうして道を外れたあげくに、星の明かりや傾斜を頼りにしてコースに戻るなんていう楽しみ方を、彼女は披露してくれた。
ひとしきり森のなかを走った後は、街へ。大学で博物学を専攻していたハナが、調べ物のためによく立ち寄るのがパウエルズ・ブックだ。ここは、独立系としては全米最大の面積を誇る書店。なかに入ると、ひときわユニークな書棚が目をひいた。100万冊以上の蔵書が入り乱れるその物量も圧巻だが、最大の特徴はそのサステナブルな精神。同じ棚に新品とユーズド本が混在し、来店者は好きな方を選んで買える仕組みなのだ。
気ままにブックハントしてもまだ時間は8時。見れば、アフターランらしき人々が大勢、店内をぶらついていた。
 
This story originally appeared in PAPERSKY’s OREGON | Green trail Issue (no.38)