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海遍路・東北編|海の暮らしから学ぶ、未来への知恵

手漕ぎのカヤックに生活道具一式を積みこみ、海辺の漁師町をたずねあるく「海遍路(うみへんろ)」。2014年5月、東北、宮城県に広がる800kmの海岸線をカヤックで旅する「海遍路・東北編」がスタートします。海遍路は、黒 […]

03/10/2014

手漕ぎのカヤックに生活道具一式を積みこみ、海辺の漁師町をたずねあるく「海遍路(うみへんろ)」。2014年5月、東北、宮城県に広がる800kmの海岸線をカヤックで旅する「海遍路・東北編」がスタートします。海遍路は、黒潮研究を行っている高知大学の山岡耕作教授と、シーカヤックで世界の海を冒険している八幡暁さんが中心になって、3年前に立ち上げたプロジェクト。2011〜2013年にわたり、人力のシーカヤックで、四国の沿岸、そして瀬戸内海、太平洋を、50数日漕ぎ続け、たくさんの「海で生きる人」の話を直に聞いてきました。現代ではすっかり非効率とされてしまった「人力」というやり方だからこそ、本当の「対話」を重ねることができ、現在の「海」、「人」、「社会」、そしていろんな「考え方」が見えてくるというのが、この海遍路の根底にあるコンセプトです。
2014年5月、舞台を変えて、ふたたび漕ぎ出す海遍路が目指すのは、東北、宮城県に広がる800kmの海岸線。そこにはどのような自然と暮らし、生きる知恵があるのでしょうか。主要メンバーは4〜6名。1〜3人乗りのカヤックに分乗し、テントや炊事道具など一式を積んで移動。ときに1〜2名のゲストを招き、海旅をともにします。予定寄港地は目安で、天候や海況、体調などを見ながら上陸。上陸地で漁師さんなどと交流し、海辺の暮らしを学んでゆきます。遠征のゴールは、より多くの人たちに、東北の海がどうなっているかを知ってもらうこと。東北の海を生きる人々から学び、あるべき自然と人の関係について考えるきっかけを提供してくれるプロジェクトです。
日程:2014年5月15日〜5月31日
行程:宮城県海岸線 約800km
磯浜漁港 〜 山元町荒浜漁港 〜 名取川河口 〜 塩釜付近 〜 松島付近 〜 石巻港 〜 牡鹿半島鮎川港 〜 牡鹿半島寄磯浜 〜 女川町 〜 雄勝町 荒浜 〜 南三陸町志津川 〜 本吉町 蔵内 〜 気仙沼港
海遍路 公式ウェブサイト
http://umihenro.jp/