コース取りのデザインセンス Tryon Creek State Park|オレゴン

ポートランドを知るための大切なキーワードが「サステナビリティ(=持続可能性)」。自然も都市も、人も文化も。すべてを豊かに存続させるための州法や自治体の取り組み、市民のマインドがこの土地の誇りでもある。 ダウンタウンの北西 […]

02/15/2016

ポートランドを知るための大切なキーワードが「サステナビリティ(=持続可能性)」。自然も都市も、人も文化も。すべてを豊かに存続させるための州法や自治体の取り組み、市民のマインドがこの土地の誇りでもある。
ダウンタウンの北西部、パール・ディストリクトと呼ばれるファッショナブルなエリア。この場所に建つ「ACE HOTEL」は、市民のサステナブル精神を体現するようなホテルだ。約90年前に建てられた古いビルに手を加え、ホテルとして再生。クールでありながら、気取りすぎない空間づくりに成功した。地元のアーティストを中心に作品を集めて、各部屋で異なるデザインシックなたたずまいを演出したり、廃材を利用した調度をセンスよく配置したり。持続可能性とデザイン性を両立させたような空間は、いかにもポートランドらしい。
「初めてここに来たときはセンスのよさに、なんだか嬉しくなったわ。このホテルにいると、新しいものだけがいい訳じゃないっていうことを感じさせてくれる」。
「ACE HOTEL」のスタッフ、キムも、この街が持つモダンな精神性に惹かれて移住したランナーだ。週3回のペースで気ままにランニングを楽しむという彼女。ほとんどのトレイルはこのトライオン・クリーク・ステートパークでエンジョイしているという。お気に入りの理由は、コース取りの「デザインセンス」。変化に富んだ緑の風景が走る楽しみを増幅してくれるという。
「トレイルは杉と楓に囲まれていて、開放的で洗練されているコースの雰囲気がとても好き。公園のなかには20コース以上あるんだけど、全部が1~6km程度だから、ハードなランナーじゃない私にはちょうどいい。ところどころに小さくてかわいい橋があるのもポイント。レイアウトのセンスが抜群なの」。
 
This story originally appeared in PAPERSKY’s OREGON | Green trail Issue (no.38)