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ニッポン散歩、自転車でまいりましょうよ|PAPERSKY bicycle club

季節は待望の春、そして初夏へと流れている。私が暮らす京都は、観光シーズンまっただ中。町は車やバス、人であふれていて、自転車が本当にちょうどいい移動手段だと実感する。京都の町中はもちろん、過日のツール・ド・ニッポンで訪れた […]

05/22/2017

季節は待望の春、そして初夏へと流れている。私が暮らす京都は、観光シーズンまっただ中。町は車やバス、人であふれていて、自転車が本当にちょうどいい移動手段だと実感する。京都の町中はもちろん、過日のツール・ド・ニッポンで訪れた京丹後町(海の京都)も、大阪・中之島で行われた「Cycle Letters」へも、やっぱり自転車を連れてゆく。電車やバスを利用する際に専用の袋(輪行袋)に自転車を入れて運べば、どんな町へも愛車が一緒。そんな“輪行”という楽しみかたは、毎日の生活に便利な道具としての自転車から少し進んだ楽しみかたといえる。
女性が自転車に乗る姿も以前よりはよく見かけるようになったけれど、彼女たちが輪行というステップへ進むためには、きっかけと勇気が必要だ。この10年で全国津々浦々いろんな町で、自転車で観光するということが身近になっている。駅のレンタサイクルや町にシェアサイクルが並ぶ風景は、もうめずらしくない。機会はすぐそこにある。さらにその一歩先、自分の自転車を持って旅に出る。そのための輪行講習つき女子旅という機会も、各地で行われている。
そのひとつ、今ではすっかりおなじみの自転車シティ、愛媛の今治では、NPO法人シクロツーリズムしまなみという団体による女子旅が毎年11月に行われている。私も参加させていただいたのだけど、1泊2日のサイクリングツアーの道中、船に自転車を載せるという輪行の実践時に、引率のスタッフがていねいに教えてくれたおかげで、自己流で行っていたドタバタな輪行も、少し余裕をもってできるようになった。 この団体の代表を務めるのが、3児の母でもある山本優子さん。2005年ごろから町の自転車モデルコースづくりに取り組んできた。地域の人たちと根気強く、気持ちのいいコースや訪れる人へのもてなしかたなどを話し合った。世界に誇る、しまなみ海道。その背景には、山本さんのような人たちの地道な活動があったのだ。初めての輪行旅に、愛媛を選んでみるのもよさそうだ。
シクロツーリズムしまなみ
www.cyclo-shimanami.com
Cycle Letters
www.cycleletters.com