ハワイのソウルフード、タロイモのポイ

オーガニックフードが身近な存在となっているハワイで、最近、ハワイならではの素材として人気が復活しているのが、タロイモ。日本でいうサトイモの仲間で、カルシウムが豊富なうえ、パンやご飯に比べてヘルシーで消化もよい。赤ちゃんの […]

12/28/2010

オーガニックフードが身近な存在となっているハワイで、最近、ハワイならではの素材として人気が復活しているのが、タロイモ。日本でいうサトイモの仲間で、カルシウムが豊富なうえ、パンやご飯に比べてヘルシーで消化もよい。赤ちゃんの離乳食にもいい。ミクロネシアやポリネシアでは古くから主食として栽培され、生活に欠かせない食材だった。日本でも、稲作以前にはタロイモ類を主食として栽培していたという研究もあり、実はコメ以上にその存在を見直すべきものだともいえる。
ペーパースカイは、フードコーディネーターの根本きこさんと一緒に、ハワイ・ワイマナロのタロイモ畑を訪れた。のんびりとした空気のなか、大きな棄をつけ、ゆらゆらと風に揺れるタロを見たきこさんは、どこかで見たことのあるような懐かしい光景…と、ひとこと。化学肥料をまったく使わずとも元気に育つこと、水のなかで育ったタロはやわらかく粘りカずあっておいしいことなど、トラクターで駆けつけてくれた畑の主・鳥取さんの話を感慨深げに聞き入っていた。
ハワイで広く食べられている「ポイ」は、タロイモを蒸してペースト状にし、水を加えてすりつぶしたもの。創業50年の人気食堂「オノ・ハワイアン・フード」では、プレートを注文すると、ポイかライスかを選ぶことができる。一番人気はハワイのご飯がセットになったコンビネーション・プレート。塩をした豚肉をタロの葉とティーリーフで包み、4〜5時間蒸したラウアウやカルアピッグ、ロミサーモン、ハワイのおやつハウピア、そして紫色のポイ(写真左奥)。ぜひ一度は試してみたい味だ。
タロイモはハワイでは一般的に「カロ」と呼ばれ、古くから神聖な食べ物とされてきた。各地のファーマーズマーケットではもちろん、タロイモのフェスティバルも開催されるなど、身近な食材として注目が集まっている。
編集元の記事:Papersky No.22 ハワイ特集 P.57