Day3 大樹~根室|東の果て、根室に魅了された夫妻のもとへ

大樹町の「MEMU EARTH HOTEL」からスタートした3日目。東へと車を走らせ、根室半島を目指す。日本の最東端といわれる根室半島は、いわば陸の孤島。観光地化されていないこともあり、手つかずの自然がそのまま残る。街中 […]

10/09/2019

大樹町の「MEMU EARTH HOTEL」からスタートした3日目。東へと車を走らせ、根室半島を目指す。日本の最東端といわれる根室半島は、いわば陸の孤島。観光地化されていないこともあり、手つかずの自然がそのまま残る。街中にはロシア語の標識や教会も垣間見え、どこか異国情緒溢れる街でもある。最近道外からの移住者が増えているこのエリアで、ファッションデザイナーのスズキタカユキさんと妻でアーティストの髙橋涼子さんに出会った。ふたりもまた根室に魅了され、4年前に引っ越してきた移住組。現在、スズキさんは東京との2拠点生活、涼子さんは根室に住んでいる。
「東京から移住した友人に誘われて遊びにきたのがきっかけでした。来てみたら見たことのない風景が広がっていて、ただただ気持ちよかった。光の質も違って、ちょっと日本ではないような不思議な光景だったんです」とスズキさん。森に一歩入れば野生動物に出会い、四季折々の美しい草花も目に飛び込んでくる。原生のままの自然のなかで住んでみるのもおもしろいんじゃないかとふたりの意見が一致した。生活を始めて涼子さんの作品づくりも変わっていったという。
「森や海など、ダイナミックな自然を身近に感じられる環境で、自分の内面からよりも、もっと本能的に感じるものを表現したいと思うようになりました」
次の日の朝、ふたりのお気に入りの場所、落石岬を案内してもらった。水芭蕉の湿原を抜けると美しい草原が広がっていて、その先は断崖絶壁、眼下には太平洋が広がっている。遠くに戯れているのはエゾ鹿の大群。確かに、ここは日本なのかと疑うような壮大な光景に圧倒されながら、しっかりと目に焼きつけて、根室半島を後にした。
 
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