Swoon Kitchenbar アップステート・フードカルチャーのパイオニア

アップステートの取材中、農家でもレストランでもよく耳にした「Swoon」という名のレストラン。誰もが「あそこがハドソンバレーに食という文化をもたらしたパイオニア」だと口をそろえる。 オーナーシェフのジェフリー・ギンメルさ […]

11/02/2016

アップステートの取材中、農家でもレストランでもよく耳にした「Swoon」という名のレストラン。誰もが「あそこがハドソンバレーに食という文化をもたらしたパイオニア」だと口をそろえる。
オーナーシェフのジェフリー・ギンメルさんは、マンハッタンの老舗高級レストラン出身。料理人として申し分のないキャリアを捨ててアップステートに移住したのは、2004年のことだった。
「普段からマンハッタンのファーマーズマーケットで買い出しをしていたのですが、あるときアップステートを訪れたら、なじみのファームがほとんどそこにあることに気づいたんです。ここはシェフにとって理想の土地だと思いました。だって店から10分車を走らせたら、最高の野菜や肉が手に入るんですから」
当時、ハドソンには本格的な料理を出すレストランは少なく、食に対する意識は低かったという。が、次第に料理の評判が広まり、ハドソン随一の人気レストランとして知られるようになった。
「メニューは週替わりで、そのとき旬の食材を見て決めます。勝手口にその日とれた野菜を持ち込んでくれるファーマーも多く、ここは料理人にとって最高の場所なんだと日々実感しますね」
近年は、食べることでより健やかな暮らしをしてほしいと、月曜限定で「ミートレス」ディナーコースを展開。
「肉がなくても、とびきりおいしい野菜があれば満足できるんです。アメリカ人の食生活は肉中心になりがちですから、食をとおして新しい食の価値観を発信していけたらと思っているんです。
 
» PAPERSKY #51 Upstate New York | Farm & Table Issue