ペンキとブラシをつかった熟練の技により、鮮やかに仕上げられる手書きの看板。店の入口や壁、横断幕や広告板、そして道路標識までもが、すべて手書きで書かれていたのは1980年代まで。その後、コンピューターデザインや打ち抜きのビニールによるレタリング、インクジェットプリンターなどが急速に広まり、その早さと安さにとって代わられるようになっていく。手書きの看板は通りからこのまま消えてしまうのだろうか? 2010年、フィルムメーカーのFaythe Levine & Sam Maconは、こうした熟練の技を記録するためのドキュメンタリー「Sign Painter」を制作。新しく革新的なサインペインターから、サンフランシスコのNew Bohemia Signsや、ニューヨークのColossal Media’s Sky High Muralsといったチームまで、アメリカ各地で仕事をするサインペインターたち24人余りのストーリーを紹介している。2013年3月のワシントンを皮切りにアメリカ各地で上映をスタートし話題となっている。
SIGN PAINTERS (OFFICIAL TRAILER) from samuel j macon on Vimeo.
上映スケジュールなどは公式サイトをご参照ください。
Sign Painter : A documentary film + book by Faythe Levine & Sam Macon
http://signpaintermovie.blogspot.jp/