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皐月のサイクリング、小豆島に吹く風に乗って

つい2日ほど前までの雨予報がウソのような、雨あがりの霧の朝。清涼な空気に包まれた土庄港から、2015年のツール・ド・ニッポンin小豆島という、素晴らしい1日がはじまった。 BRUNOを愛用する小豆島の案内人・いのうえただ […]

06/18/2015

つい2日ほど前までの雨予報がウソのような、雨あがりの霧の朝。清涼な空気に包まれた土庄港から、2015年のツール・ド・ニッポンin小豆島という、素晴らしい1日がはじまった。
BRUNOを愛用する小豆島の案内人・いのうえただひろ氏とルーカスを先頭に向かったのは、山あいに広がる棚田の風景。幹線道路をできるだけ避け、そこに暮らす人たちの気配を感じられる道を選んで走る。カルガモの親子が住む川沿いの小径、棚田の間の畦道、散歩する人たちと挨拶を交わしながらスルスルと軽快に抜ける。しばらく続くゆるい坂道も、こうして走れば気持ちも軽やかだ。
辿り着いた中山農村歌舞伎の歌舞伎小屋では、小豆島町長の塩田さん中山農村歌舞伎保存会の会長・久保さんが参加者を迎える。集落・中山で歌舞伎が行われるのは年に一度、10月の実りの季節だ。地域の大切な行事として、親から子、子から孫へと守り伝われている。普段は開放されることなく、島に住んでいても足を踏み入れたことがないという人も多い歌舞伎小屋の舞台へ。参加者そろってあげていただき、じっくり見学。お待ちかねの昼食に用意したのは、歌舞伎見学のとき食されていたという「わりご弁当」。台形や四角い小ぶりの弁当箱が約20個入る、わりご。平安時代から使われているというこの木の容器から、ご飯・おかずの2つの弁当箱を手渡しする。この町に暮らす家族や仲間が、こうして分かち合って食べていたことを感じながら、おいしくありがたくいただく。
棚田の町から峠を抜けて海へ。ここからがサイクリング本番、三都半島にそびえる段山をめざす。のぼる先を見据えながら、それまで楽しそうに話していた声も、もう聞こえない。スーハーと規則正しい呼吸への意識で精いっぱい。絶望的になりながら自分を鼓舞するこの時間こそ、自転車に乗って過ごす1日の、後に大切なひとときに変わる。峠と、オリーブ・ナビ桟橋へたどり着くまでの細かいアップダウンを乗り越えたみんなの表情が、そのことを確かに物語っていた。
桟橋からは、渡し舟で対岸の二十四の瞳映画村へ。なんと自転車も一緒に乗せてのクルージング! 先ほどまでの苦労などどこへやら、おのおのに映画村を堪能。ウキウキした気持ちのまま、醤油蔵からただよう香りおいしい醤(ひしお)の里へとペダルをこぐ。私たちは、ヤマロク醤油の醤油蔵へ、不思議な力によって吸い込まれていった。“ヤマロクの山本さん”といえば、醤油づくりに必要な桶を自らの手で作る強者。醤油とニッポンの食文化を守るため、200%の熱情をそそぐ彼の人間力に圧倒され、草壁港にて旅を終えたのでした。
道中、映画村の近くの塩小屋で塩づくりに勤しむ御塩の蒲さんご夫婦が、自作の旗を掲げ私たちに声援を送ってくれた。予定の時間より少し遅れて走っていた一行との、奇跡のような感激の遭遇。島に吹く風、とびきり美味しいご飯、そして魅力あふれる土地の人たちとのふれあい。港からそれぞれの日常へと戻ってゆく背中を、島の風はそっと押しているようでした。
ツール・ド・ニッポン
Tour de NIPPON TOUR|www.papersky.jp/tour
 
後援・協力
小豆島町(http://www.town.shodoshima.lg.jp
土庄町(http://www.town.tonosho.kagawa.jp/
Tour de NIPPON supporters
BRUNO
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