別府竹細工 大橋重臣の共縁バスケット|日本のつくり手 第3回

大分県別府市は、名湯で知られる昔ながらの観光地であり、古くから竹細工産業で栄えてきた町でもある。大橋重臣は別府竹細工職人のひとり。竹の伝統技術を用い、日用品はもちろん、スケールの大きなオブジェも手がける。「今取り組んでい […]

10/20/2016

大分県別府市は、名湯で知られる昔ながらの観光地であり、古くから竹細工産業で栄えてきた町でもある。大橋重臣は別府竹細工職人のひとり。竹の伝統技術を用い、日用品はもちろん、スケールの大きなオブジェも手がける。「今取り組んでいるプロジェクトは、お寺のお堂の大きなモニュメントです」。そこには竹細工の幾何学を応用してつくる、何メートルにもなるオブジェの模型があった。
「竹細工をはじめたのは、手を動かす仕事がしたかったから。包丁一本あればできるのが竹細工の魅力です」。工房で黙々と竹籠を編みながら、大橋は語る。「初めてのこの竹籠を制作したとき、すべてが編みひご一本からできていることに感動しました」。制作途中の竹籠は、縁の部分が一体となった「共縁」と呼ばれるもの。よりシンプルなモノづくりを追求する大橋が、好んで制作する竹籠のひとつである。「竹細工の中でも、普段使いの竹籠が好きですね」
伝統的なスタイルに大橋なりのアレンジを加えた共縁の竹籠。よりすっきりとしたフォルムには、随所にこだわりがつまっていた。
 
Urban Research Doorsが、PAPERSKYと共に日本各地を巡り、その土地に根ざしたモノづくりを続ける職人の方々をクローズアップする”CRAFTSMAN SERIES”。大橋重臣さんを紹介した第3回は、PAPERSKY #46に掲載。
Urban Research Doors
http://www.urdoors.com