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「PAPERSKY ツール・ド・ニッポン in 十勝」開催レポート

北海道の十勝地方で開催した、今年最後のツール・ド・ニッポン。広大な畑、牧場、そしてどこまでも続く真っ直ぐな道。北海道の大きさを体感するには申し分のないロケーションで、2日間のサイクリングを楽しみました。今回は実りの秋にふ […]

09/28/2018

北海道の十勝地方で開催した、今年最後のツール・ド・ニッポン。広大な畑、牧場、そしてどこまでも続く真っ直ぐな道。北海道の大きさを体感するには申し分のないロケーションで、2日間のサイクリングを楽しみました。今回は実りの秋にふさわしく、十勝に暮らす生産者、料理人の皆さんなど、十勝の“おいしい”を生み出す人々に出会う旅になりました。
1日目は帯広駅に集合。今回もツール・ド・ニッポンの旅の相棒 BRUNOにまたがり、サイクリングをスタートしました。まず最初に目指したのは帯広市の郊外にあるリバティヒル広瀬牧場が営むアイスクリームショップ ウエモンズハート。「北海道の人は寒い冬でも暖かい室内でアイスクリームを食べるのが好き」というのは本当で、雨でもお店は大盛況。ツール・ド・ニッポン一行もあっという間にジェラートを平らげました。続いて向かったのは、帯広競馬場で行われるばんえい競馬。開拓時代の農耕馬を思わせる、ソリを曵いて競うこの土地ならではの馬のレースです。重いソリを引っ張りながら、障害を越えて走るばん馬は想像したよりもスローペース。スタートからゴールまで、走る馬に並走しながら応援!そんなユニークな体験ができました。夜は帯広駅からほど近い HOTEL NUPKAに皆で一泊。地元の人も集う1Fのカフェラウンジでクラフトビールを味わったり、ホテルのすぐそばの北の屋台ではしご酒を楽しんだりと、思い思いの時間を過ごしました。
2日目は早朝からサイクリングをスタート。まず訪れたのは、帯広市八千代町の くさなぎ農園。平飼いで育てられている鶏を見学させてもらいました。「牛乳と卵はうそがつけないんです」と園主の草薙さん。安全で安心して食べられる卵を提供するため、ストレスの少ない平飼いで鶏を育て、飼料には地域の小麦を使用しているそう。身近な食材の卵ですが、生産者と直接話す機会はなかなかないため、鶏舎の中では熱心に質問が飛び交いました。
何十キロも真っ直ぐ続く十勝の道。10キロも走れば小腹もすいてくるので、続いて訪れた 十勝とやま農場 では、手作りのおやつをいただくことに。家族みんなで迎えていただき、ジャガイモで作ったおもちや小豆のゼリーなど、普段農家の皆さんが食べているメニューで舌鼓を打ちました。そして次に目指したのは 想いやりファーム。日本で唯一、加熱をしないで飲める絞ったままの生乳を飲むことができる牧場です。濃厚なイメージをしていましたが、飲んでみると驚くほどにあっさりした飲み口で、サイクリングの合間でも爽快に味わえました。
この時期に十勝を自転車で走ると、畑の脇にじゃがいもが積み上げられている光景をよく目にします。一行が次に向かったのは中札内村の八田農場。じゃがいもを中心にたくさんの種類の野菜を育てる八田富雄さんに畑の面積について聞くと「広さでいうと縦4キロ、横1キロぐらいかな・・・広すぎてはっきりとはわからないんですが」と苦笑い。八田さんの畑ではじゃがいも掘りを体験させてもらい、掘ったじゃがいもはお土産としていただきました。そして、またしばらく走って訪れたのが 中札内美術村。六花亭が運営する自然の森のような施設には、美術館やレストランが点在し、十勝の中でもより落ち着いた時間を過ごすことができます。おやつに選んだのは人気の「サクサクパイ」。柏の森とアートを眺めながら、心地の良い休憩になりました。
この日は約50キロのルート。帯広市、中札内村を経由して、更別村に入り、最初に立ち寄ったのがさらべつチーズ工房。ここでチーズ作りを行う野矢敏章さんは大根農家さん。広大な畑で大根を育てながら、「より楽しむために」と作り始めたこだわりのチーズは、研究を重ねた結果、いまでは大根の生産に影響が出るほど人気に。酪農が盛んなこの土地だからこそできることを、生き生きと形にされている野矢さんの笑顔に一同癒されました。
そして、2日間の旅もいよいよゴールへ。50キロの道のりを走りきり、到着したのが かっこう料理店。森の中に静かに佇むレストランで、この日のメインイベント、十勝の食材づくしのサンドイッチパーティーの開催です!サンドイッチを作ってくれたのはかっこう料理店の渡辺正和さん、知子さん夫妻、帯広市でフレンチのデリカテッセンを営む シェ ロッスリー の佐々木景子さん、そして士幌町の夢想農園の堀田隆一さん、悠希さん夫妻の3組。帯広のオーガニックパン工房 風土火水 のパンに、かっこう料理店の渡辺さんはくさなぎ農園の卵と更別村の野菜を、シェ ロッスリーの佐々木さんは大樹町の源ファームの豚肉を使ったパテをメインに、夢想農園の堀田さんは足寄町の石田めん羊農場のラムを使ったサルシッチャと自身が育てた野菜などを乗せて、十勝らしいスペシャルなサンドイッチを作ってくれました。
十勝の豊かな大地に根ざした暮らしをしながら、自分のやりたいことに正直に、そして食に誠実に向き合う生産者、料理人の皆さんに出会い、日々の暮らしや食事について振り返る機会にもなった今回のツール・ド・ニッポンでした。次回は来年の3月23日(土)・24日(日)、長崎五島での開催です。どうぞお楽しみに!
PAPERSKY ツール・ド・ニッポン
http://archive.papersky.jp/tour
<共催>
とかち観光誘致空港利用推進協議会
一般社団法人 帯広観光コンベンション協会
<特別協力>
HOTEL NUPKA
<Special Thanks>
チームヤムヤム
 
<Tour de Nippon Supporters>
BRUNO
B_ant
knog
BROOKS
URBAN RESEARCH DOORS
Aesop
DIAGNL camera equipment
かまわぬ
UNITED ARROWS green label relaxing
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Peak Performance
HOUDINI
Icebreaker
ORTLIEB
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