naiad story vol.1 Ghassoul ガスール 大地からのおくりもの (1)

地中海と大西洋に面した北アフリカの国、モロッコを原産とし、肌や髪をうるおすスキンケア素材として、古くから愛用されてきた粘土「ガスール」。アラビア語で「洗い浄める」という名を持つこの粘土は、アトラス山脈の限られた地域でのみ […]

05/10/2013

地中海と大西洋に面した北アフリカの国、モロッコを原産とし、肌や髪をうるおすスキンケア素材として、古くから愛用されてきた粘土「ガスール」。アラビア語で「洗い浄める」という名を持つこの粘土は、アトラス山脈の限られた地域でのみ採掘される貴重な素材だ。チョコレート色をした美しくも不思議な粘土は、はるか昔、ジュラ紀に周辺の山々から流れ出たものが湖に堆積し、火山の力で変化した地層と言われ、マグネシウムやカルシウム、ケイ素などを多く含みミネラルが豊富。ガスールの原石が採掘される鉱山の周辺では、古代人が使用した矢じりなども発見され、ガスールが人々に古くから使われてきた素材であることを物語っている。
数十年ほど前まで貨幣価値を持っていたガスール原石は、この土地で暮らす人々には欠かせない大事な交易の品でもあった。鉱脈のある村では今も変わらず、手作業で採掘が行われ、年老いた鉱夫から若い鉱夫へとその技は引き継がれている。ガスールの鉱脈は薄い層状になっており、良い鉱脈を発見するには熟練の技が必要とされる。暗く狭い坑道から原石を掘り出す作業は、長い歴史のなかで培われてきた技術や知識、そして経験だけが頼りだ。こうして採掘されたガスールは、今もモロッコ人の暮らしに欠かせない素材として、病気や怪我の治療、美容など、さまざまな目的で使用され愛用されている。
現在、日本でガスールを取り扱うナイアードは、ガスールの魅力に出会い、現地に自社工房を構えるスキンケアブランド。地元のベルベル人スタッフが働く、マラケシュ郊外の工房では、毎年、夏になるとガスールの生産がピークをむかえる。鉱山から採掘されたガスール原石を、灼熱の太陽と大西洋からの西風によって乾燥させる必要があるからだ(乾燥しひび割れることで、ガスールは水を含む素材となる)。その後、乾燥したガスールに地下水を浸し、原石に含まれるケイ素等を取り除くために、フィルタリングを行う。再度、天日干しすることで、滑らかな肌ざわりのガスールへと変容するというわけだ。こうした過程を経て誕生したナイアードのガスールは、まさにモロッコの「大地からのおくりもの」。モロッコの恵みが凝縮されたスキンケア素材を、ぜひ肌で確かめてほしい。
 

ガスール固形150g 735円/ガスール固形500g 1680円/ガスール粉末 150g 840円/ガスール粉末 500g 1890円
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ナイアード:042-552-8960 www.naiad.co.jp