北アルプスへの序章、燕岳登山

いよいよ本格的な夏山シーズンの到来。今年はどの山に行こうかと考えている人も多いだろう。もし、あなたが一度も北アルプスに行ったことがないのなら、今年の夏はぜひ足を運んでみてほしい。おすすめの山は燕岳。安曇野の西に位置する燕 […]

08/05/2010

いよいよ本格的な夏山シーズンの到来。今年はどの山に行こうかと考えている人も多いだろう。もし、あなたが一度も北アルプスに行ったことがないのなら、今年の夏はぜひ足を運んでみてほしい。おすすめの山は燕岳。安曇野の西に位置する燕岳は標高2,762m。初めて北アルプスに登る人にも人気が高い山である。「まだ山歩きを始めたばかりなのに、北アルプスなんて登れるの?」という人もいるかもしれないが、初心者でも1泊2日の燕岳登山はそれほど難しいものではない。北アルプスはまさに雲の上の別天地。一度その風景を見たのなら、ただちにその魅力に取り憑かれるに違いない。
登山口の中房温泉から続く合戦尾根は少し急だが、4~5時間ほど歩けば稜線に建つ燕山荘に到着する。焦げ茶色の角ログに白い窓枠と赤いトタン屋根。絵に描いたような山小屋は多くの絵描きに愛された山小屋でもあり、小屋のなかには畦地梅太郎や熊谷榧(熊谷守一の娘)の作品が飾られている。落ち着いた雰囲気のカフェではコーヒーやケーキの他にビールやワインまで用意され、ゆっくりと山小屋時間を楽しめる。明るく親切な山小屋スタッフも燕山荘の魅力だ。
翌日は夜明け前に山頂へ。風化した花崗岩がオブジェのように林立するなだらかな稜線を30分ほど歩けば燕岳の頂上だ。眺めのいい頂上からは穂高岳、槍ヶ岳、鷲羽岳、立山、鹿島槍ヶ岳など、北アルプスの名峰が一望に見渡せる。下山後はひなびた中房温泉へ。日程に余裕があるなら、山麓に点在する20あまりの美術館や博物館を結んだ安曇野アートラインを旅したい。安曇野ちひろ美術館、碌山美術館、絵本美術館・森のおうちなど個性的な美術館の他にも、山岳写真家の田淵行男記念館、菊池哲男山岳フォトアートギャラリー、市立大町山岳博物館など、山にちなんだ美術館、博物館があるのも北アルプスの麓ならでは。
私が最初に登った北アルプスの山も燕岳だった。燕岳はきっと、あなたにとって思い出深い、大切な山になるだろう。
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