Moots チタンでつくられたタフなバイク

決して安価ではないものの、精密な手作業によるMOOTSの自転車は世界中で人気を獲得。そのいちばんの理由はマテリアルにチタンを採用したことにある。MOOTSのセールス・ディレクター、マット・アルフォードはチタンを使う難しさ […]

10/29/2014

決して安価ではないものの、精密な手作業によるMOOTSの自転車は世界中で人気を獲得。そのいちばんの理由はマテリアルにチタンを採用したことにある。MOOTSのセールス・ディレクター、マット・アルフォードはチタンを使う難しさについてこう話してくれた。
「はじめは鉄やアルミを使っていたんですが、もっと軽くてタフな自転車をつくりたいと考えるようになった。でも、良質なチタンは高価だし、他業界との争奪戦も激しい。特に飛行機会社の買い占めが顕著で、彼らは10年先まで素材を確保しようとするから大変なんです。それに扱うのが非常に難しい素材で、アルミなら20分で組めるフレームもチタンだと1時間はかかる。でも自転車にチタンフレームを使うアイデアはそのころどこもやっていなかったし絶対、ユーザーから支持されると思っていた。そこで創業から10年経ったとき、チタンに懸けてみようと決めたんです」
素材を最大限活かすため、制作プロセスにもいっさいの妥協はない。注文があればカスタマーの体重や好みによって100以上のパーツを調整。MOOTSが理想とする乗り心地を100%味わってほしいという想いからだ。ここスティームボードはコロラド中でも特に自転車イベントが盛んな場所。この土地からもらうエネルギーは非常に大きいとマットは言う。「本当に自転車を好きな人は驚くほど細かい調整を好むなど、さまざまな指向をもっています。この地に住んでいれば、そういうことが自然と理解できるし、そのことこそが大きな強みだと日々、感じていますね」
 
» PAPERSKY #45 Colorado | Bouldering & Hot Springs Issue (no.45)