天空の寺院、ランプヤンで瞑想をする|BALI (2)

ランプヤン山は、バリ三大霊峰のひとつ。そしてその頂上にあるランプヤン寺院は、バリ三大寺院のひとつだ。バリの人にとってここがどれほど重要な場所か、推して知るべしだろう。バリ東部にあるその天空の寺院へ瞑想トレッキングツアーが […]

10/05/2011

ランプヤン山は、バリ三大霊峰のひとつ。そしてその頂上にあるランプヤン寺院は、バリ三大寺院のひとつだ。バリの人にとってここがどれほど重要な場所か、推して知るべしだろう。バリ東部にあるその天空の寺院へ瞑想トレッキングツアーができると聞き、それをすることが当然のように思えた私たちはある朝、頂上を目指して出発した。頂までは1,500段の階段を昇る道が一般的だが、私たちはガイドのムディさんオリジナルのルート、いわば獣道へ。パンダナス、レモングラス、マホガニー、バニラ、クローブなどが自生するジャングルの途中、ときどき視界が開けると、けっこう標高が高いところまで来たんだということがわかる。何度めかの広い視界になったとき、石の社が建つぽっかりとフラットな空間に出た。ここで最初の瞑想をして、寺院へ行くために浄化するという。目を閉じているとき、じりじりと肌を焼くような感触があった。いつのまにか雨上がりの空からドラマチックに強い陽が射し、ここがランプヤン、つまり神の光という名をもつ場所だと気がついてハッとする。
ほとんど垂直に思える斜面をよじ登り、ようやっと寺院に到着。参拝者が数多くいるはずなのに、なぜか人の気配はなく、僧侶の姿さえなかった。立ちこめる霧がミステリアスな雰囲気を助長する。木陰からこちらを見守る猿の険しい視線に、姿勢を正される思いがする。登山の過程でクリーンにし、準備が調った私たちは、ふたたび目を閉じ、座禅を組んで静かに内観する──。なんだかとても敬虔な気持ちになって目を開けたら、いつのまにか至近距離に犬が2匹、これ以上ないくらいのだらしない姿で寝そべっていて、思わず笑ってしまった。
Pura Lempuyang
Mudi Goes to the Mountain
Butan Manggis
Karangasem 80871, Bali
☎0363 41464
www.mudigoestothemountain.com
This story originally appeared in Papersky No.30.