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道具選びは、マナー向上はじめのいっぽ|PAPERSKY bicycle club

私の住む町は、ママチャリを含め自転車に乗る人がとても多い。それ自体はとても嬉しいことなのだけど、マナーの持ち合わせが少し足りないようで残念なのだ。無灯火の人、さらには平気で逆走してくる人。車道の左側を走っている私へ正面き […]

12/20/2013

私の住む町は、ママチャリを含め自転車に乗る人がとても多い。それ自体はとても嬉しいことなのだけど、マナーの持ち合わせが少し足りないようで残念なのだ。無灯火の人、さらには平気で逆走してくる人。車道の左側を走っている私へ正面きって向かってくる彼らに、すれ違いざまに「危ない!」としか言えないけれど、そういう人たちは“逆走”という言葉さえ通じないとも聞く。それでは伝わるわけもない。
かれこれ何年も、とくに意識をすることなく愛用している道具がある。オーストラリア生まれのknog(ノグ)のライトは、シリコン素材でできたカラフル&ポップなボディがチャームポイント。気づけば、所有する自転車数台の色や車種に合わせていくつかを使い分けている。製品の細かいスペックも、たしかに進化している。いまは、軽量化や耐久性、防水性などのバランスを考慮したアルミ製のボディが主力で、デザインも丸やハートなど多様化している。LEDライトはハイ、ローと調節ができたり、光量は最強で200ルーメンのものもある。ラインナップには、ロードバイクに乗る人も納得の高機能モデルがあるし、単純にカタチや大きさがイロイロ選べたり、いまではあたりまえにデスクでUSB充電できたりすることも嬉しい。
電池切れ(電池交換)を心配したり面倒に感じていたころからするとずいぶんと便利になった。それに、電池タイプに比べて割高だからとても大事に使っている。そうそう、knogは、使うときに装着し自転車を離れるときは外すのが前提なので、着脱さえ忘れなければ盗られて泣くこともない。闇のなか、不安と一緒に走ることもなくなった。日用品として、こうして愛用できる自転車小物があるから、安全に安心して自転車に乗ることができる。だからこそ楽しい。マナーの啓蒙には、じつは自転車まわりの“愛用できるもの”のことや、自転車の楽しみかたを伝えていくことが効果的なような気がしている。
This story originally appeared in PAPERSKY’s ARGENTINA | ART Issue (no.43)