Connect
with Us
Thank you!

PAPERSKYの最新のストーリーやプロダクト、イベントの情報をダイジェストでお届けします。
ニュースレターの登録はこちらから!

健一自然農園のお茶|Urban Research Doors 日本のつくり手 第7回

奈良盆地の東側に広がる大和高原。近年増加傾向にある耕作放棄地を活用し、自然農法でお茶づくりを行う「健一自然農園」園主、伊川健一を訪ねた。 伊川が農業を始めたのは15歳の頃。環境問題が取りざたされるなか、農業を通じて地球の […]

03/08/2017

奈良盆地の東側に広がる大和高原。近年増加傾向にある耕作放棄地を活用し、自然農法でお茶づくりを行う「健一自然農園」園主、伊川健一を訪ねた。
伊川が農業を始めたのは15歳の頃。環境問題が取りざたされるなか、農業を通じて地球の自然を守っていきたいという強い思いがきっかけだ。かつては農地だった耕作放棄地を、一ヶ所ずつ丁寧に茶畑に生まれ変わらせてきた。「放棄されてからしばらく時間が経った土地は農薬が抜けてくるので良い」と伊川は明るく話す。現在では茶畑の数は40を超えた。
「林業と農業の中間、それが僕たちのお茶づくり。山のように、森のように茶園をつくりたいんです。」
自然に任せる部分が多い林業と、人間の手入れが多い農業。その間にある、自然の営みに預けた、農業や化学肥料に頼らない自然農法によって、からだに、そして地球にやさしい素朴な味わいのお茶が出来上がる。
『嗜好品』ではなく、健康に暮らすための『必需品』として愛される健一自然農園のお茶。その背景には、山と共生しながら、より良い農業のありかたと地球環境を考え続ける伊川の変わらぬ姿勢があった。
健一自然農園
http://www.kencha.jp/
Urban Research Doorsが、PAPERSKYと共に日本各地を巡り、その土地に根ざしたモノづくりを続ける職人の方々をクローズアップする”CRAFTSMAN SERIES”。伊川健一さんを紹介した第7回は、PAPERSKY #50(P.4-5)に掲載。
Urban Research Doors
http://www.urdoors.com