屋久島縄文杉の姉妹木がニュージーランドに

深い森に覆われた屋久島は、編集長ルーカスも幾度か訪れたことのあるお気に入りの場所。太古の森の奥深くには、推定樹齢2600〜7200年といわれる「縄文杉」があり、途方もない時間を見つめ続けている。この縄文杉を彷彿とさせる巨 […]

12/10/2009

深い森に覆われた屋久島は、編集長ルーカスも幾度か訪れたことのあるお気に入りの場所。太古の森の奥深くには、推定樹齢2600〜7200年といわれる「縄文杉」があり、途方もない時間を見つめ続けている。この縄文杉を彷彿とさせる巨樹と、ニュージーランドの取材中に出合うことができた。ニュージーランド北島・ワイポウアの森(Waipoua forest)には、かつて島の全域を覆っていたという美しい原生林が残っている。「森の主」と呼ばれるカウリの巨樹「タネ・マフタ」は、その森の入り口 に圧倒的な存在感でたたずんでいる。推定樹齢は1200年〜2500年。その時ルーカスが「カウリの木と、屋久島の縄文杉は、種類は違うけど兄弟のように似ている」と言っていたのだが、その後しばらくして、この二本の木が本当に兄弟として認められたという知らせを聞いた。»「屋久島縄文杉とニュージーランドタネ・マフタが姉妹木関係を締結」
これはニュージーランド政府観光局による「The Family of Ancient Trees」プロジェクトの第一弾で、世界に存在する古代木を結びつけることにより、地域間の交流を深め、自然環境保全の意識を高めることを目的としたもの。2009年4月には、屋久島関係者も列席し、マオリ伝統の歓迎の儀式「ポーフィリ」による調印式・記念式典が行われた。ネイチャーガイドの育成や、森 や樹木の保存技術の交換なども視野に入れ、日本とニュージーランド両地域の交流の輪が広がるきっかけになることを願っている。
縄文杉とカウリ、どちらも共通するのは、深い森の奥で人々の信仰を集め、大切に守られてきたということ。巨樹にみなぎる大地のエネルギーは、遠く海を越えて人々を惹き付けている。
屋久島観光協会 » http://www1.ocn.ne.jp/~yakukan/
ニュージーランド政府観光局 » http://www.newzealand.com
See also Papersky no.28