Connect
with Us
Thank you!

PAPERSKYの最新のストーリーやプロダクト、イベントの情報をダイジェストでお届けします。
ニュースレターの登録はこちらから!

Island Riding いざ、自転車と一緒に、船で島旅へ

いまさらながら、島国・ニッポンには、たくさんの島がある。“ 島と島人の未来が幸せであること”を目的としたユニークなメディア『離島経済新聞(略称:リトケイ)』によると、日本は6852島からなり、有人の島が約430あるのだそ […]

10/23/2013

いまさらながら、島国・ニッポンには、たくさんの島がある。“ 島と島人の未来が幸せであること”を目的としたユニークなメディア『離島経済新聞(略称:リトケイ)』によると、日本は6852島からなり、有人の島が約430あるのだそう。そのうち、大小あわせて3000島を有するのが瀬戸内海であり、島数を誇る2トップが広島・愛媛なのだ。自転車的には「しまなみ海道」といって、その両県が有する島々をサイクリングできる聖地としてあまりに有名だ。
島の名前さえ覚える自信がないほどにたくさんの島があり、それぞれの島らしい魅力とワクワクが訪れる人を魅了してやまない。そして島旅の場合、目的地へ船で渡る場合もあり、自転車も一緒に(走らずして)そこへ向かうという行為が、なんとも楽しい。
先日、それはもうまるで全長の短い“道”のようにも感じられる乗り物で、ニッポン一短い船旅に出かけた。 広島の尾道と対岸の向島とを、日常的に行き来する渡船は、あちらとこちらを約5分おきに往復しつづける船。自転車も人も車も郵便屋さんのバイクも、秩序よく乗船しては、信号待ちをするような気持ちで対岸へ渡る時間を過ごす。あぁ、いま思いだしてもホッとできて不思議で、あたりまえの光景だった。
新潟から佐渡へ、青森から北海道へ、神戸や大阪からは四国(香川や愛媛)や小豆島、さらには九州まで行ける船もある。伊豆大島や滋賀の琵琶湖(自転車への制限が一部ある)でも、自転車と一緒に楽しんだ船旅が記憶に新しい。自転車は、袋に入れて輪行する必要もあれば、追加料金を支払ってそのまま持ちこむこともできる。周囲を海に囲まれたニッポンなら、そんなチャンスがいくつもある。そう思ったら、なんだかこの国って、船と自転車の相性がすごくよさそうだ。