DAY4: Kochi to Ehime ボーダーを越えて広がる四国文化の奥深さ

四国最南端・足摺岬に位置する金剛福寺は、亜熱帯植物が生い茂る南国ムード溢れる寺院だ。境内で白衣を身にまとった西洋人の姿を見つける。ヨーロッパから来たこの二人組は、今回が5回目の歩き遍路になるという。後に聞いた話だが、クル […]

12/09/2014

四国最南端・足摺岬に位置する金剛福寺は、亜熱帯植物が生い茂る南国ムード溢れる寺院だ。境内で白衣を身にまとった西洋人の姿を見つける。ヨーロッパから来たこの二人組は、今回が5回目の歩き遍路になるという。後に聞いた話だが、クルマやバスでお遍路を巡るケースも少なくない日本人に比べ、外国人のお遍路さんの移動手段は徒歩が圧倒的らしい。
一体何が彼らをこの地に惹きつけるのだろうか。そんなことを考えながら、車中でスマホを検索していると、幕末の時代に中務茂兵衛という男性が、生涯をかけて280回にも及ぶ遍路巡礼を続けていたことを知る。地球約10周分にも相当する距離を歩き続けた彼の心境を推し量るには、取材班はまだまだ未熟すぎるだろう。
幕末に日米の架け橋役として活躍した土佐清水市の英雄・ジョン万次郎の資料館に立ち寄る。臨時スタッフのアメリカ人男性が店頭に立つ併設のショップには、ジョン万次郎が暮らしていたフェアヘブンから贈られてきたパッチワーク・キルトなどの展示が目にとまる。彼が築いた日米交流の架け橋は、この地にしっかり根付いているようだ。
いよいよ3県目となる愛媛県に入る。ここでは、「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクトを支援する会」の梶川 伸さんにお会いし、遍路や四国の魅力についてうかがう。
お腹を空かせた一行が向かったのは、鯛めしの名店「かどや」だ。生の鯛を出汁と生卵に混ぜてご飯にかける宇和島スタイルに驚きつつも、その絶妙な味わいに一同感動。
宇和島市内には、「山の版画家」として知られる同地出身の畦地梅太郎さんの記念美術館もある。ルーカスもお気に入りだという素朴な作品群を堪能し、コスモスロードの道中にある仏木寺に参拝してから、四国カルスト独特の岩峰が連なる久万高原町の古岩屋荘に辿り着いたのだった。
 
★Information
金剛福寺/Kongofuku-ji
高知県土佐清水市足摺岬214-1 TEL:0880-88-0038
ジョン万次郎資料館/John-mung museum
高知県土佐清水市養老303 海の駅あしずり TEL:0880-82-3155(土佐清水市観光協会)
かどや/Kadoya Tai-meshi restaurant
愛媛県宇和島市錦町8-1 TEL:0895-22-1543
畦地梅太郎記念美術館/Azechi Umetaro memorial museum
愛媛県宇和島市三間町務田180-1 海の駅みま  TEL:0895-58-1133
仏木寺/Butsumoku-ji
愛媛県宇和島市三間町則1683 TEL:0895-58-2216
古岩屋荘/Furuiwayaso lodging
愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬乙1636 TEL:0892-41-0431
 

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QONVERSATIONS / OHENRO_04
梶川伸さんインタビュー(「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会)

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Text: Yuki Harada (Qonversations)
Photography: Koichi Takagi
Movie: Shota Nakajima