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DAY3: Kochi 土佐湾沿いを進む旅路で、自然の美に魅せられる

HENRO-ing 1200 years × 1200 km × 120 sec. クルマで見つける新しい四国、ドライブ遍路1200km 3日目のスタートは、境内に美しい苔が広がる第31番札所・竹林寺から。八十八箇所霊場 […]

12/06/2014

HENRO-ing 1200 years × 1200 km × 120 sec.
クルマで見つける新しい四国、ドライブ遍路1200km
3日目のスタートは、境内に美しい苔が広がる第31番札所・竹林寺から。八十八箇所霊場開創1200年を迎える今年は、御本尊の御開帳を行っている寺院が多く、この竹林寺でも御本尊の「文殊菩薩」が50年ぶりに開帳され、さらに造顕当初の獅子座に騎乗した姿で現れるのは300年ぶりのことだという。
竹林寺に隣接する牧野植物園は、1500種以上の植物を命名し、日本における植物分類学の父と呼ばれた牧野富太郎博士の業績を顕彰するためにつくられた広大な植物園だ。園内は巡礼路の道程にあり、いまも遍路道が残されている。
境内から土佐湾を望む第32番札所・禅師峰寺でのお参りを終えたルーカスが、無人販売所で購入したというポップコーンを手にクルマに乗り込んできた。「甘さとしょっぱさのバランスが絶妙。食べ始めたら止まらない」と車中で忙しく口を動かすルーカス。88の煩悩を一つひとつ取り除いていくはずの遍路巡礼の旅は、まだまだ道半ばのようだ。
横綱・朝青龍が明徳義塾高時代に特訓したという170段続く急階段がある第36番札所・青龍寺でお参りし、須崎市名物の鍋焼きラーメンに舌鼓を打ってから、黒潮町にある砂浜美術館へ。砂浜そのものを美術館ととらえ、「Tシャツアート展」や「漂流物展」、「ホエールウォッチング」などのイベントを行っているNPO砂浜美術館の事務局長・山本あやみさんにお話を伺いながら、のんびりと砂浜を歩くふたりのおばあちゃんの姿に心をなごませる取材班。PAPERSKYが展開する「ツール・ド・ニッポン」のロケーションとしても良さそうな場所だ。
砂浜美術館を発ち、本日の宿泊地である足摺岬へ向かう途中、水辺に浮かぶ巨大な月と遭遇。その妖艶な姿に、宿に指定された夕食の時間を忘れ、しばし魅せられた一行だった。
 
★Information
竹林寺/Chikurin-ji
高知県高知市五台山3577 TEL:088-882-3085
高知県立牧野植物園/The Kochi Prefectural Makino botanical garden
高知県高知市五台山4200-6 TEL:088-882-2601
禅師峰寺/Zenjibu-ji
高知県南国市十市3084 TEL:088-865-8430
青龍寺/Seiryu-ji
高知県土佐市宇佐町竜163 TEL:088-856-3010
まゆみの店/Mayumi’s Nabeyaki-Ramen restaurant
高知県須崎市栄町10-14 TEL:0889-42-9026
砂浜美術館/Seaside gallery
高知県幡多郡黒潮町浮鞭3573-5 TEL:0880-43-4915
 

HENRO-ing 1200 years × 1200 km × 120 sec.
PriusPHV http://toyota.jp/priusphv/
QONVERSATIONS / OHENRO_03
山本あやみさんインタビュー(NPO法人砂浜美術館 事務局長)

HENRO-ing ストーリー一覧はこちら
Text: Yuki Harada (Qonversations)
Photography: Koichi Takagi
Movie: Shota Nakajima