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スイス発イタリアンメイドのゴリラ・バイク

一目見れば愛着がわく、ゴリラのロゴマーク。チューリヒでゴリラ・バイクをはじめたトーマスは、“ゴリラ”のわけを、笑って聞かせてくれた。 「僕が自転車をつくるって言ったら、動物の名前を使ったらどうかって動物好きの叔父がいろい […]

03/24/2015

一目見れば愛着がわく、ゴリラのロゴマーク。チューリヒでゴリラ・バイクをはじめたトーマスは、“ゴリラ”のわけを、笑って聞かせてくれた。
「僕が自転車をつくるって言ったら、動物の名前を使ったらどうかって動物好きの叔父がいろいろと提案してくれたんだ。そのひとつがゴリラだった。ゴリラはたしかに2足歩行で、人間の創造性を相続するもっとも人に近い動物なのかも…ってね」
ゴリラ・バイクのルーツはイタリアにある。絵画の修復を学ぶために留学し、その後、仕事もしていたイタリアで、脈々と受け継がれる自転車づくりの技術に触れた。その芸術的ともいわれる技術を伝えるべく、彼がイタリアのビルダーたちにアイデアをもちかけた。
「昔ながらの、いい意味で頑固な彼らは簡単には首を縦にはふらなかったけれど、若い人たちが求める新しい自転車のスタイルにも、僕たちと一緒に挑戦してみようという、寛大で偉大なビルダーに出会えた。それから3年もの間、彼らとさまざまな協議を重ね、スイス発のイタリアン・メイドの自転車が誕生したんだ。まさにワクワクするような冒険だったよ」
ブランド始動から2年。自転車フレームのチューブで世界的に有名なコロンバスが、トリック用のこのフレームのためだけにチューブを開発したというKILROY。HATTARA、ZENGANG、LE LAMA、ROCKET’ROLLなどトラックバイクと、ロードバイクのLAGOを含む全6ブランドを世に送りだしている。欧米のほか、日本でも東京のいくつかのショップでゴリラを入手できる。
» gorillabicycles.com
Papersky No.33 スイス特集 P.32-33